2022/11/25 14:40
2022年11月22日に公開された英BBCの『Michelle Visage’s Rule Breakers』にサム・スミスが出演し、ノンバイナリーな(二者択一ではない)自身のアイデンティティーや、ニュー・アルバムのタイトルに込められた意味などについて幅広く語った。
司会のミシェル・ヴィサージュとのインタビューでサムは、「私はずっとノンバイナリーで、ずっとクィアだったのだと思いますし、ずっとそう感じていました」と語り、「そしてその言葉を見つけた時……信じられないくらい遅かったんですが、25歳か26歳くらいの時に誰かが“ノンバイナリー”というものについて教えてくれて、“これは私が存在できる場所だ”と思ったんです。そしてそれは魔法のようでした。とても、とてもストレスフルでしたし怖かったですが、その言葉とこのコミュニティーを見つけた瞬間に私の心の平和は何年ぶりかに静まり返ったんです。信じられませんでした」と述べている。
自分のアイデンティティーを見つけようとしているファンにどのようなアドバイスをするかという質問に対し、サムは2023年1月27日にリリースされるスタジオ・アルバム『グロリア』のタイトルに絡めながら、「私たち全員の中には闘士の声があって、それを大切にしなければなりません。私のアルバム“グロリア”を何故そう呼んでいるかというと……自分の頭の中の声をグロリアと呼んでいるからなんです。頭の中で、“君ならできるよ”とだけ言う声みたいなものです。子どもたちは、その声にアクセスしてそれを養わなければならないんです」と答えた。
8月に行われた米ビルボードのカバー・ストーリーで、サムは自身の新作がクィアの喜びに焦点を当てていると予告し、「私にとって、そして多くのクィアにとって、喜びはかなり危険な場所だと思うんです。私たちは皆痛みの達人ですし、クィアの喜びの中に足を踏み入れるのは、実はとても勇気のいる行為だと思うんです」と語っていた。
その後サムは、「アンホーリー feat. キム・ペトラス」で自身初の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”No. 1を獲得した。この楽曲は、先にリリースされた「ラヴ・ミー・モア」と共にニュー・アルバムに収録される。
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