2013/04/26 11:00
月をまたぎ、P!NKとファン.のネイト・ルイスによるデュエット「ジャスト・ギブ・ミー・ア・リーズン」が、2週目のNo.1をキープした5月初週、5月4日付HOT100チャート。
2週前に首位に到達したブルーノ・マーズの「君がいたあの頃に」(今週4位)や、6位のリアーナ「ステイ」等、この春は美しい旋律のバラードがヒットしているという傾向もあり、この「ジャスト・ギブ・ミー・ア・リーズン」の人気も更に高まったといえる。その流行に乗っかって、ジャスティン・ティンバーレイクの「ミラーズ」も上昇中で、7位に停滞したものの、先週よりもポイントを伸ばしている。これはスロウジャムによるヒットの傾向と、アルバムの人気、それからプロモーションビデオが公開されたことも、ポイント上昇に繋がったのだろう。ジャスティンのもう1曲のトップ10ヒット、「スーツ&タイ」も8位にランクインしていて、両曲が収録されているアルバム『20/20 エクスペリエンス』は、早くも150万枚を突破している。
ビデオが公開されて更にポイントを伸ばしたのは「ミラーズ」だけではなく、「ジャスト・ギブ・ミー・ア・リーズン」に挑む次週の首位候補、マックルモア&ライアン・ルイスの「キャント・ホールド・アス」だ。順当にランクをアップさせ、先週の5位から遂に2位まで上昇、トップ3内に2曲(「スリフト・ショップ」が3位)をランクインさせるという快挙を成し遂げている。更にHot R&B/Hip-Hop Songsチャート、Rap Songsチャートで、自身の「スリフト・ショップ」から「キャント・ホールド・アス」へと首位交代させ、HOT100チャートでも5月中にはナンバーワンになる可能性が非常に高くなった。記録が達成されれば、2013年度ではブルーノ・マーズに続く、2曲のNo.1ソングを獲得したアーティストとなる。
更にその座を狙うのが、先週12位にデビューしたPsyの新曲「ジェントルマン」。今週、唯一のトップ10入りを果たしたこの曲は、ストリーミングポイントにも加算されるようになった、YouTubeでの再生回数が2億回を突破、音楽配信サイトiTunesでも首位を獲得し、今週は7ランクアップの5位まで上昇、「江南スタイル」(最高位2位)に続く2曲目のトップ10入りを果たした。4月25日よりニューヨークでのプロモーション活動もあるとのことで、その効果がチャートに反映し、次週はマックルモア&ライアン・ルイスではなく、先立ってこのPsyがP!NKとネイト・ルイスから首位を略奪する可能性も高い。
トップ10以下、先週の30位から15位にジャンプアップしたのが、フォール・アウト・ボーイの「マイ・ソングス・ノウ・ホワット・ユー・ディド・イン・ザ・ダーク」。今週ナンバーワンデビューを果たしたニュー・アルバム『セイヴ・ロックンロール』からの先行シングルで、2月23日付に26位でデビューしてから、今週で最高位に達した。初登場一番人気は、19位にデビューしたダフトパンクの「ゲット・ラッキー」。8年振りの新作となる『ランダム・アクセス・メモリーズ』からの先行シングルで、ファレル・ウィリアムスをゲストに迎えた快作。久々にリリースされる新作への期待と、コーチェラ・ミュージック・フェスティバルでテレビスポットが公開されたことがポイントを獲得した要因だろう。
次週、アルバムチャートに6年振りの新作『#ウィルパワー』がデビューするウィル・アイ・アムの「フォール・ダウン」が58位に初登場。同時に60位から43位に「#ザット・パワー」が上昇し、ブリトニーとの大ヒット「スクリーム&シャウト」も34位にランクインしていることから、アルバムも上位に食い込みそうだ。
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