2022/11/07
現地時間2022年11月6日、バックストリート・ボーイズ(BSB)が英ロンドンのO2アリーナにて行った公演で、メンバーであるニック・カーターの亡き弟のアーロンを追悼した。
ライブ前日に死去したアーロンを偲ぶ写真が、「アーロン・カーター 1987年~2022年」というメッセージとともに大きなスクリーンに映し出されると、BSBのメンバーたちはニックをハグしたり、背中に手を置きながら、彼に代わってアーロンについて語った。
最年長メンバーのケヴィン・リチャードソンは、「私たちは皆、一緒に成長してきました。我々は浮き沈みも経験してきました。皆さんはそれを私たちと一緒に乗り越えてきましたし、我々も皆さんと一緒に乗り越えてきました」と観客に語りかけた。
「昨日家族の一員を亡くしたため、今夜は少しばかり心が重いです。ライブ中に、彼を偲ぶ機会を設けたいと思いました。ニックの弟アーロン・カーターが昨日この世を去りました」とケヴィンは続けた。「彼は私たちの家族の一員です」と彼は述べると、「皆さんからのすべての愛、すべてのお悔やみの言葉、すべてのサポートに感謝しています」と話した。
そしてハウィー・ドローが、「次の曲は、我々の弟アーロン・カーターに捧げます」と前置きすると、BSBは「ブリーズ」をアカペラで披露し、アーロンに捧げた。
アーロン・カーターは、11月5日に34歳で亡くなった。彼のマネージャーが米ビルボードに認めた。アーロンは、90年代にBSBのオープニング・アクトを務めたことで、弱冠9歳でキャリアをスタートした。2000年の『アーロンズ・パーティー(カム・アンド・ゲット・イット)』は米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で4位を記録し、本作からは「アーロンズ・パーティー(カム・アンド・ゲット・イット)」や「ザッツ・ハウ・アイ・ビート・シャック」などが、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”入りした。これまで5枚のスタジオ・アルバムを発表し、TVやブロードウェイでも活躍した。
現地時間日曜日、兄のニックは、「悲嘆に暮れています。弟との関係は複雑でしたけれど、彼への愛は決して色あせることはありませんでした」とインスタグラムに書き込み、「彼がどうにかして、いつの日か健全な道を歩みたくなり、そして切実に必要としていた助けをいずれ見つけてくれることをいつも願ってきました。人は失ったものを誰かや何かのせいにしたくなることがありますが、実のところ、この場合は依存症や精神病が真の悪者なのです。僕は、誰もがこれから知る以上に弟の不在を寂しく思うでしょう。Chizz、愛してるよ。これでやっと、この地上では決して得られなかった安らぎを得ることができるね……愛してるよ、ベイビー・ブラザー」と弟への想いを綴っていた。
Not a dry eye in the arena #backstreetboys pic.twitter.com/X62HtrZVBm
— Jade (@BellasNumptyx) November 6, 2022
Most emotional moment of the Backstreet Boys concert so far. They made a speech about Aaron Carter.
— All That Dazzles (@ATDazzles) November 6, 2022
Not a dry eye in the o2. pic.twitter.com/YBpTz6neVc
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