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2022/11/02

マシン・ガン・ケリー、1度もラップを辞めたことはないと語る

 マシン・ガン・ケリー(MGK)が、【SCADサバンナ映画祭】で米ハリウッド・レポーターのインタビューに応じ、新作映画『Taurus』について語る中で、ポップ・パンク寄りのアルバムとなった『ティケッツ・トゥ・マイ・ダウンフォール』と『メインストリーム・セルアウト』をリリースするにあたって、ラップ・ミュージックから“休憩”していたわけではないと明言した。

 MGKは、「俺は非常に才能があるし、4枚の素晴らしいラップ・アルバムのカタログに追加したんだ。だから、俺がやったのは、離脱でも脱却でも転向でもなく、追加だ。(パンク寄りのアルバムを出した)その年、俺はYouTubeで最も視聴されたラップ・ビデオを出してる、ロックダウン中のセッション作ったやつだけど、俺のどのビデオよりも多く再生された。俺のラップする様子が何億回も再生されたんだ」と説明した。

 MGKはさらに、メデイアがしばしばラップ界における彼の功績を否定しようとすることを指摘し、自身は曲作りに一生懸命取り組んでいると話した。「そのこと……つまりコロナが起きて、みんな新しい娯楽がない状態で家に閉じこもっているときに、俺は一生懸命書いて、毎週ラップして……それを見れば、“あいつは何か意味があることを言っているぞ”ってなる。俺はラップしてたんだよ。その後、ポップ・パンク・アルバムで(米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”)1位を取ったんだ。だから、メディアがそれを都合よく省いて“ラップからの脱却”とか、“ポップ・パンクへの転向”なんて言うと、“馬鹿なのか!? クソったれが”って思う」と付け加えた。

 また、MGKは自身のアートに対するメディア側の思い込みが、インタビューに応じることを躊躇させると明かした。

 「インタビューを受けるのやめたのは、自分に考えさせない、感じさせないような質問をされるのにうんざりしたからだ。ただ座って、“ああ、彼はラップから離れた、ああ、彼は転向した”という内容を聞いているだけ。毎日、どれほどの苦痛を味わってきたか。もし俺が明日死んだら、誰もが“彼は伝説だ、こいつはこんなことをした”と言うに違いない。でも俺が生きている間は、花束すら持ってきてくれないんだ……金のことなんてどうでもいい。自分の銀行口座を見たことなんて一度もない。どうでもいいんだ。大事なのは人間関係だ。俺にとってはそれが一番大切なんだ」と彼は語った。

 映画『Taurus』は11月18日に全米公開される予定となっている。

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