2013/04/24 12:00
アーティストへの楽曲提供をはじめ、数々のCM音楽やジングル、サウンドステッカー、イベントBGMなどの制作も行うモリカワヒロシ(vo,key)によるソロプロジェクト Rails-Tereoが、4月24日にニューアルバム『Piano Pop Life』をリリースした。
昨年リリースした1stフルアルバムでは、『Z会』企業CM曲に起用された「db-デシベル-」をはじめ、AEONの自転車専門店『AEON BIKE』TV-CMなど計5曲のタイアップを獲得。インディーズミュージシャンでは異例の大抜擢が続いた彼だが、今作収録の「走り出す」も関西テレビ『ハピくるっ!』の4~6月のエンディングに。さらなる注目を集めている存在だ。
<目覚めは布袋、大卒後はタワレコで世界中の音楽を吸収>
中学一年の時に聴いた布袋寅泰のギターソロですら歌えるキャッチーさに影響を受け、その後は山下達郎や小田和正、洋楽ではマイケル・ジャクソンやスティーヴィー・ワンダーにはじまりモータウン辺りのブラックミュージックを好んで聴いたという。そして大学卒業後はタワーレコードで3年間働き、ジャズやワールドミュージックなど、世界中の音楽を吸収していった。
そうしたコアな音楽まで知りながら、モリカワはあくまで鼻歌でうたえるようなキャッチーなポップを目指している。確かに新作『Piano Pop Life』に収録された楽曲の数々も、メロディは自然で耳に残りやすい。リード曲の「走り出す」をはじめ、普遍性の高い音楽が目白押しとなっているのだ。
<なぜ彼はメジャーデビューを断ったのか>
ただ、かといってよくある音楽かと問われればそれも違う。実はモリカワは、過去にメジャーデビューする話を持ちかけられたことがあったが、“流行に沿ったものを作りたい”という事務所側の意向に沿うことができずに断ってしまったことがあったそうだ。
2008年にリリースした『30's Pop Icon』というアルバムタイトルには、30歳が示すポップアイコンという意味が込められていたという。それ以前の話とはいえ、年齢を思えばメジャーデビューは決して悪い話ではなかったはずだ。以下、モリカワの言葉だ。
「自分が納得できる良いものを……って生意気なんですけど(笑)、当時思っている面白い音楽とのギャップがあったんだと思います」。柔らかな印象を覚える外見とは裏腹な頑固さは、『Piano Pop Life』にもよく表れている。ウッドベースの生み出すグルーヴが妖しげな「Dancin' in the darkness」、ループするピアノフレーズが心地よい「Say Hello Say Goodbye」など。音楽好きにもアピールできる本格的なサウンドが満載の1枚になっているのだ。
なお、Rails-Tereoは今週末の4月27日より、全国各地のCDショップでのインストライブやイベントへの出演も多数決定している。ライトなポップファンからコアな音楽マニアまで、幅広い層にアピールできる可能性を秘めた彼の音楽を、CDでもライブでも、ぜひ一度体験してほしい。
◎YouTube「レイルステレオ「走り出す」」
http://youtu.be/2MrpPL1np8w
◎Rails-Tereo ライブ情報
4月27日(土) TSUTAYA枚方駅前本店
4月28日(日) タワーレコードNU茶屋町店
4月29日(月) 新星堂明石ヨーカドー店
【BANDAI EARTH FESTA】
5月05日(日) 新潟市 中央区 万代シティ
5月06日(月) 熊本CARINO
5月11日(土) 札幌パセオセンターB1F テルミヌス広場
5月17日(金) タワーレコード仙台パルコ店
【exPoP!!!!! volume71】
5月30日(木) Shibuya O-nest
【キタコレ! ~E-POP~】
5月31日(金) 渋谷 7th FLOOR
【SAKAE SP-RING2013】
6月8日(土) or 9日(日) 名古屋 栄のクラブやライブハウス
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