2013/04/23 19:00
名古屋が生んだ“日本一のライブバンド”フラワーカンパニーズ。4月21日【フラワーカンパニーズ ワンマンツアー“ハッピーエンド2012-2013”】追加公演を日比谷野外大音楽堂にて開催した。
<東日本大震災直後ワンマンから2年。再びの野音>
東日本大震災直後の2011年4月にも野音でワンマンライブを敢行し、「仙台と盛岡、行ってきます。今日もらった元気な感じをそのまま真空パックして持っていくから」「そしてまたゼロからやり直す」と約束。その言葉通り、被災地はもちろん、日本中に元気にならざるを得ないロックンロールをお届けしている彼らだが、あれから2年。季節外れの厳寒に見舞われた為、いつも素肌にオーバーオールのグレートマエカワ(b)はジャケット姿であったが、ミスター小西(dr)だけは半袖のTシャツという、気温を無視した恰好で登場。相変わらずの痛快さでもって、会場中が一丸となって大はしゃぎする光景を何度も生み出していく。
<鳴かず飛ばずぅ!! 20年経ってもまだ何一つ諦めてないぞ>
そんなフラワーカンパニーズだが、鈴木圭介(vo)は「あと数日経てば、俺、44歳! 東京に24歳で出てきたんです、僕たちね。で、44でしょ。東京に出てきて20年! 上京して20年ですよ。……鳴かず飛ばず!!」と笑いを誘いつつ、「20年経ってもまだ何一つ諦めてないぞ」と呟いて、喝采を浴びる。また、ひょんなことから夢を語るコーナーに突入すると、竹安堅一(g)が「1年や2年に1回、こうやって、このぐらいの感じで(野音でのライブが)やれたら、続けられれば」と語り、なりゆきで自分の夢が「家建てる」になってしまった鈴木は「格好良いじゃねーかよ! そんなの、俺だって一緒だよ!」といじける場面も。
<未来がなくて 負けて負けて 泣けて泣けて もう最低にダメでも>
笑いあり涙あり。それは彼らのライブの常だが、常田真太郎(スキマスイッチ/key)との生共演による「エンドロール」「東京タワー」連発には、泣き出すファンが続出。「未来がなくて 負けて負けて 泣けて泣けて もう最低にダメでも HEY HEY HO 奥歯かんでかんでGO!」と、尋常じゃなくエモーショナルな大合唱が巻き起こった。その後も最新アルバム『ハッピーエンド』収録曲はもちろん、「はぐれ者讃歌」「真冬の盆踊り」といった百戦錬磨のキラーチューンを畳み掛け、最後の最後には、あれほど寒がっていたグレートマエカワが素肌にオーバーオール姿で登場し、いつものフラワーカンパニーズによる「深夜高速」「サヨナラBABY」で観客を鼓舞させた。
なお、彼らは、6月9日 下北沢GARDENにてなんと子供ばんどとの対バン【ロックの日!「子供ばんど×フラカン」】を実現する。
取材&テキスト:平賀哲雄
写真撮影:柴田恵理
◎ライブ【フラワーカンパニーズ ワンマンツアー“ハッピーエンド2012-2013”】
04月21日(日)日比谷野外大音楽堂 セットリスト:
01.なれのはて
02.煮込んでロック
03.SO LIFE
04.恋をしましょう
05.人生GOES ON
06.切符
07.永遠の田舎者
08.ビューティフルドリーマー
09.トラッシュ
10.元少年の歌
11.ロックンロール
12.吐きたくなるほど愛されたい
13.246
14.また明日
15.エンドロール
16.東京タワー
17.脳内百景
18.NUDE CORE ROCK'N'ROLL
19.チェスト
20.YES,FUTURE
En1.天使
En2.はぐれ者讃歌
En3.真冬の盆踊り
WEn1.深夜高速
WEn2.サヨナラBABY
◎ライブ【ロックの日!「子供ばんど×フラカン」】
06月09日(日)下北沢GARDEN
OPEN 16:30 / START 17:00
出演:子供ばんど、フラワーカンパニーズ
◎ライブ【CLUB Que 夏ノ陣 2013“RETURN TO NATURAL VS SPECIAL”】
07月24日(水)下北沢CLUB Que
OPEN 18:30 / START 19:00
出演:フラワーカンパニーズ、THE TON-UP MOTORS
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