2022/10/05 11:30
U2のボノが、回想録『Surrender: 40 Songs, One Story』の出版を記念して、北米とヨーロッパの14都市を巡るブック・ツアーを開催することを発表した。本書は、2022年11月1日にペンギン・ランダム・ハウスより刊行される。
ライブネーションとペンギン・ランダム・ハウスが主催するこのツアーは、現地時間11月2日の米ニューヨークのビーコン・シアターを皮切りに、ボストン、シカゴ、ナッシュビル、サンフランシスコ、ロサンゼルス、カナダ・トロント、英ロンドン、グラスゴー、マンチェスター、ドイツ・ベルリン、フランス・パリ、そしてボノの故郷であるアイルランド・ダブリンで行われ、11月28日にスペイン・マドリードで幕を閉じる。
ボノは、「ステージに立つこと、そしてU2の観客との親密さが恋しいです」と声明で述べ、「これらのショーでは、歌うべき物語と、伝えるべき歌があります……私のME-moir(自叙伝)である“Surrender”を、ここまで私を助けてくれた人たちのことを考えるとWE-moirに近いですが、楽しく紹介できることを望んでいます」とコメントしている。
U2の曲名にちなんだ40の章からなる本書は、ボノが14歳の時に母を突然亡くしたアイルランドでの幼少期から、U2のスターダムへの道のり、そして長年にわたる慈善活動への取り組みまでを網羅した内容となっている。
ボノは以前、「この本を書き始めた際、今まで曲の中でしかスケッチしていなかったことを詳細に描けたらと思っていました」と声明に綴り、「自分の人生における人々、場所、そして可能性。私にとって“Surrender”は、多くの意味を担う言葉です。70年代のアイルランドで、拳を突き上げながら(音楽的な意味でです)育った自分にとって、これは自然な概念ではありませんでした。私が本のために考えをまとめるまでに、丸をつけた唯一の言葉でもあります」と説明していた。
ボノはU2のメンバーとして、2011年に【360°ツアー】で5億8000万ドル(約836億円)の興行収入を記録し、当時の米ビルボード・ボックスコア史上最高の売上を叩き出した(のちにエド・シーランがこの記録を抜いた)。
現在62歳の彼は執筆活動にも勤しんできた。英インディペンデント紙のゲスト編集者を務めた一年後となる2007年には、ヴァニティ・フェア誌の初のゲスト編集者にも抜擢されていた。
◎【Stories of Surrender】日程
2022年11月2日 New York, NY @ Beacon Theatre
2022年11月4 @ Boston, MA @ Orpheum Theatre presented by Citizens
2022年11月6日 Toronto, ON @ Meridian Hall
2022年11月8日 Chicago, IL @ The Chicago Theatre
2022年11月9日 Nashville, TN @ Ryman Auditorium
2022年11月12日 San Francisco, CA @ Orpheum Theatre
2022年11月13日 Los Angeles, CA @ The Orpheum Theatre
2022年11月16日 London, UK @ The London Palladium
2022年11月17日 Glasgow, UK @ SEC Armadillo
2022年11月19日 Manchester, UK @ O2 Apollo Manchester
2022年11月21日 Dublin, IE @ 3Olympia Theatre
2022年11月23日 Berlin, DE @ Admiralspalast
2022年11月25日 Paris, FR @ Le Grand Rex
2022年11月28日 Madrid, ES @ Teatro Coliseu
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