2022/10/04
9月25日、指原莉乃プロデュースによるアイドルグループ、=LOVEのデビュー5周年を記念したライブ【=LOVE 5th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT】が開催された。会場は東京・国立代々木競技場 第一体育館、公演は昼夜の2公演で、ともに配信を実施しつつ、約2万人のファンを動員した。
会場がカラフルなペンライトで包まれるなか「Overture」が流れ、スクリーンにお城に迷い込んだメンバーのオープニング映像が映し出される。メンバーの紹介が終わると、ステージ上にはメンバーの立ち姿の影が現れ、9月28日にリリースされる12thシングル「Be Selfish」からスタート。センターは野口衣織が務め、オープニング映像と同じくミュージック・ビデオで着用している、可愛らしいデニムの衣装で登場。パワフルな歌とダンスで笑顔溢れるパフォーマンスを披露し、会場の熱は1曲目からすでにヒートアップ。続いて、中央ステージに歩き出し、スモーク演出のなかで打って変わってクールな表情を魅せた「CAMEO」、10thシングル『The 5th』のポップでキュートなカップリング曲「お姫様にしてよ!」を披露。「Want you!Want you!」ではトロッコに乗り、会場をたっぷり使った演出と、ファン・サービス溢れる“カメコさんタイム”でオーディエンスを魅了した。
「メンバー全員のペンライト・カラーを変えていこうと思います。他己紹介もかねて!」と山本杏奈が話し出すと、各メンバー同士で紹介し合う“他己紹介”が始まり、会場のペンライトも紹介に合わせて一面メンバー・カラーで包まれた。
ここからはパワフルに怒涛のユニット/ソロ曲が続く。淡いパステル・カラーの衣装で登場した大谷映美里、齊藤なぎさが「わたし、魔法使い」をハートフルな世界観で初披露。諸橋沙夏の「My Voice Is For You」では、会場を緑のペンライトで包みこんだ。「みんな~! ここだよ~!」と客席から登場した大場花菜、音嶋莉沙、齋藤樹愛羅、瀧脇笙古、山本杏奈の友情ソング「ズッ友案件」、ピンクの衣装で着ぐるみダンサーたちを従え、キュートさ全開な齊藤なぎさの「現役アイドルちゅ~」と、アイドル・モード全開なパフォーマンスを立て続けに披露。その後、打って変わって大人っぽいナンバー「知らんけど」、黄色のガーリーな衣装で、涙ぐみながらも歌い上げた髙松瞳の「僕のヒロイン」。野口の「拝啓 殿方様」では、女狐のバック・ダンサーを従え、色気のあるエモーショナルなステージで圧巻した。続いて12thシングル『Be Selfish』カップリング、佐々木舞香の初ソロ曲となる「真夜中マーメイド」を淡く切なげに初披露。そして、薄紫色のワンピース衣装でメンバー全員が登場し、切ない恋愛ソング「ズルいよ ズルいね」「あの子コンプレックス」と立て続け、本日初となるMCへ。
「私たち=LOVEは、9月6日に5歳を迎えました。ありがとうございます。」(齊藤なぎさ)、「5年前だったら想像できなかったです。この光景はすごい嬉しいです。」(齋藤樹愛羅)、「この5年間でこんなに大きなステージに立つことができて幸せです。」(瀧脇笙古)、「改めて=LOVEにいられて、本当に本当に幸せだなと感じてます。」(大谷)、「本当に=LOVEが大好きだなと感じました。全世界の=LOVEのファンの人たちが私にとって大切で大好きなんだなって今日改めて感じました。」(山本)と、5周年を迎えたメンバーが共に喜びと感謝を語った。
後半戦は、生バンド編成でのライブ・パフォーマンスに。全員でタオルを回した「Oh!Darling」、「探せ ダイヤモンドリリー」では、バンドの各ソロに合わせてメンバーがダンスを披露。その後も「アイカツハッピーエンド」「夏祭り恋慕う」「青春”サブリミナル”」「=LOVE」と怒涛のセットリストと、笑顔が途切れないアイドル・モード全開なパフォーマンスで会場を沸かせた。本編ラストはメンバー同士、アイコンタクトをとり「笑顔のレシピ」を笑顔でパフォーマンスし、本編を締めくくった。
アンコールの手拍子を受け、スタジャン姿で再登壇したメンバーは、オリジナル・ドラマ『もしも、この気持ちを恋と呼ぶなら...。』主題歌に起用された新曲「好きって、言えなかった」を切なげにしっとりと歌い上げ初披露。最後の“カメコさんタイム”では、キュートなアップ・チューン「ウィークエンドシトロン」、ファンとの絆を綴った「君と私の歌」を披露した。
「ここでですね、みなさんに突然ですが、メンバーの齊藤なぎさから一つご報告があります」と山本。「すごく突然になってしまいますが、私、齊藤なぎさは、=LOVEを脱退します。突然の発表で驚かせてしまってすみません。=LOVEは私のすべての青春で、ここまで育ててくださった、あたたかくて大きな場所です。高校を卒業して来年二十歳を迎える今、この居心地の良い=LOVEにいることに対して、何度も何度も悩んだ結果、一歩外の世界に踏み出したいなと思いました。そして、新しく夢を見つけました。それは演技のお仕事をさせていただくことです。ちゃんと勉強して一歩一歩進んでいくために、着実に努力したいです。私を見つけてアイドルという夢を叶えてくださった指原さん、どんなときでもあたたかく見守ってくれたメンバーのみんな、スタッフさん、そして、なにより私のことを大好きでいてくださるファンのみなさんに感謝を伝えたいです。本当にこの5年間、私のことを応援してくださってありがとうございます。私のアイドル人生を最後まで見届けてください。ありがとうございました」と涙ながらに精一杯、齊藤は語った。
「みなさんも急なことで動揺しているかと思いますし、私たちメンバーもまだ寂しい気持ち、それだけです。だけど、こうして5年間やってきて、これからの大きな夢を見つけたなぎさ、本当にかっこいいなと思います。残された時間はあとどのくらいあるか、私もまだわかりませんが、これから夢に向かって頑張るなぎさを今まで一番近くにいた私たちが応援してるから。ファンの皆さんも、これからもなぎさと=LOVEを見守ってくれたら嬉しいです。それでは、本当に最後の曲となります。2周年のときに指原さんが私たちのために書き下ろしてくれた大切な曲です。これからも歌い続けていきます」と山本が話し、メンバーが泣きながら「866」を歌唱。メンバー全員で齊藤を中心にハグするシーンも。最後に齋藤が「まだまだ現役アイドル中なので、これからも=LOVEの応援よろしくお願いします。素敵な思い出をありがとうございました」と笑顔でステージを後にし、暖かい拍手に包まれ本公演は幕を閉じた。
突然の卒業発表に驚きもあったが、5周年を迎えたファン愛溢れる=LOVEのハートフルなステージに魅せられた。
◎公演情報
【=LOVE 5th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT】
2022年9月25日(日)東京・国立代々木競技場 第一体育館
<セットリスト>
1. Be Selfish
2. CAMEO
3. お姫様にしてよ!
4. Want you!Want you!
5. わたし、魔法使い
6. My Voice Is For You
7. ズッ友案件
8. 現役アイドルちゅ~
9. 知らんけど
10. 僕のヒロイン
11. 拝啓 貴方様
12. 真夜中マーメイド
13. ズルいよ ズルいね
14. あの子コンプレックス
15. Oh!Darling
16. 探せ ダイヤモンドリリー
17. アイカツハッピーエンド
18. 夏祭り恋慕う
19. 青春”サブリミナル”
20. =LOVE
-En-
21. 好きって、言えなかった
22. ウィークエンドシトロン
23. 「君と私の歌」
24. 866
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