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2022/09/24

清水美依紗、初のミュージカル出演作『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』マミヤ役への意気込み語る

 ディズニーのグローバルの祭典『アルティメット・プリンセス・セレブレーション』の日本版テーマソングを担当し、今年4月にシングル『High Five』でメジャーデビューを果たした実力派シンガー・清水美依紗(しみずみいしゃ)。9月6日に都内某所で行われた『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』制作発表会見に登壇し、初のミュージカル出演への意気込みを語った。

<NYでミュージカルを学んだ清水美依紗の役者デビュー作>

 中学生の頃にミュージカルのワークショップで『レ・ミゼラブル』の「オン・マイ・オウン」を熱唱し、それがきっかけで歌手を目指すようになった彼女は、高校卒業後にニューヨーク・フィルム・アカデミー・ミュージカル・シアターで留学。その後、日本でメジャーデビューすることになった経歴の持ち主だが、本格的なミュージカル出演は今回の『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』が初となる。

 80年代に『週刊少年ジャンプ』に連載され、アニメ版も伝説的な人気を誇った『北斗の拳』。そのマミヤ役を担当するということで、主役・ケンシロウ役の大貫勇輔、ユリア役の平原綾香&May'n(Wキャスト)、ラオウ役の福井晶一&永井大(Wキャスト)らと制作発表会見に登壇した彼女は、実際にミュージカルで歌唱する楽曲たちを生披露。また、本作への意気込みを訊ねられると「演出家の石丸さち子さんをはじめ、豪華なキャストの皆さんに支えられて、たくさんのことを毎日学びながら稽古に励んでおります。この作品はいろんな愛のカタチが描かれている作品ですのので、皆さんにもぜひ感じて頂きたいなと思っております」と語った。

<『北斗の拳』の世界観に衝撃! 尋常じゃないエネルギーと愛>

 そして、会見後の個別取材では、「マミヤという役は、愛を与えながら強くなっていく人。自分のことなんて考えず、負った傷も隠し続けて、絶対に涙を見せずに生きていく、本当に強い女戦士なんですけど、その役を演じる上で求められるモノのハードルがとても高くて。私がニューヨーク・フィルム・アカデミー・ミュージカル・シアターで学んだことは、自分を解放すること。役者として自由でいることで、それが伏線回収のように「あ、あのとき教えてもらったことは、こういうことだったのか!」と思うタイミングもたくさんあったんですけど、それ以上に「役作りってこんなに大変なのか!」と驚くことのほうが多かったんですよね。本当に体力を使うし、気持ちもたくさん使うし、自分とはまったく違う人物になりきる為の労力が凄まじくて。なので、プロの洗礼を日々受けまくってます(笑)」とコメント。

 また、今回初めて触れたという『北斗の拳』の世界観については、「まず原作を読ませて頂いたんですけど、画力だけでも凄まじい迫力がビシバシ伝わってくる作品だったので、本当に驚きました。ディズニー作品が大好きで、小さい頃からプリンセスたちが奮闘する物語はたくさん観てきたんですけど、やっぱり『北斗の拳』はそれとはまったく異なる、生きる為に殺し合いをしたり、愛を手放してしまう人もいたり、物凄くハードボイルドな世界観じゃないですか。それをミュージカルにするわけですから、キャストの方々のエネルギーも音楽のエネルギーも尋常じゃないんですよね。そして、様々な愛のカタチの表現も素晴らしいですし、突き刺さる人も多いと思うので、ぜひこの意義深いミュージカルをたくさんの人に観て頂きたいと思います」と語った。

 なお、ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』は、9月25日~30日に東京・Bunkamuraオーチャードホール、10月7日~10日に福岡キャナルシティ劇場で上演される。

取材&テキスト:平賀哲雄
撮影:田中亜紀

◎ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』
9月25日~30日 東京・Bunkamuraオーチャードホール
10月7日~10日 福岡キャナルシティ劇場
https://horipro-stage.jp/stage/musical_fons2022/

◎リリース情報
シングル「Niji」
2022/8/24 DIGITAL RELEASE

◎清水美依紗 - Niji Teaser
https://youtu.be/grM4C_clSNU

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