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2022/09/06

ヤングブラッド、最新ALのインスピレーションや憧れのミック・ジャガーとの対面について語る

 なぜヤングブラッドは自身の3rdアルバムをセルフ・タイトル作にしたのか?「自分が題材だから」と本人は語る。

 2022年9月2日にリリースされた『ヤングブラッド』は、2020年の『ウィアード!』以来となる新アルバムで、シングルとして配信された「ザ・フューネラル」「メモリーズ(feat.ウィロー)」「ドント・フィール・ライク・フィーリング・サッド・トゥデイ」などが収録されている。

 本名がドミニク・ハリソンのヤングブラッドは、米ビルボード・ニュースのテトリス・ケリーとのインタビューで、最新アルバムは「自分に似た友人や人々を見つけるための実習」だと説明し、過去に自身も孤独感や孤立感を感じたことがあると語った。「iPhoneを覗き込んで、“誰か、僕みたいな人はいませんか?”ってなったんだ」と彼は述べた。

 また、ヤングブラッドは自身をミュージシャンよりもコミュニケーター(伝達者)だと捉えていると明かした。「正直、おかしな話だけど、自分のことをミュージシャンとして見ていないんだ」と彼は語り、「自分はコミュニケーターだと思っている。このアルバムを“ヤングブラッド”と名付けたのも、自分自身こそがテーマだと思っているからだ」と説明した。

 米ビルボード・ニュースとのインタビューでは他にも、ザ・ローリング・ストーンズのミック・ジャガーと対面した際のことも話題にあがっている。ミックは、今年4月にスウェーデンのラジオ局P4のインタビューで、“現代のロック・シーンに命を吹きこんでいると思う若手アーティスト”の一人としてヤングブラッドを挙げている。

 「ミック・ジャガーは僕にとって全てだ。フロントマンとして、活動家として、ロックスターとして、セックス・アイコンとして」とヤングブラッドは語り、「ロックンロール・スターと会う時、“オーマイゴッド!”っていう感じじゃダメだ。僕はウィスキーのショットを飲んで、そのまま部屋に入ったんだ。“やぁ、ミック!調子はどう?”ってね。頭の中では“何が起こってるんだ?”という状態だったけど」と振り返った。

 さらに、ロック・ミュージックの現状については「ロックンロールはエネルギーのことだ」と話し、「ドラムキットじゃない。ギターじゃない。自由とエネルギーこそがロックンロールだ。なぜならエネルギーは嘘をつかないから。表現する自由、自分自身でいる自由、周りに適合しない自由だ」と語った。

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