2022/08/22
マドンナが、米ビルボードの“Dance Club Songs”チャートで1位を獲得した自身のダンスフロアの名曲全50曲を集めた新しいリミックス・コンピレーション・アルバム『ファイナリー・イナフ・ラヴ:50ナンバー・ワンズ』のリリースを記念し、最新インタビューでその画期的なキャリアを振り返っている。
米PAPERに掲載された、1984年の2ndアルバム『ライク・ア・ヴァージン』でプロデューサーとしてクレジットされているナイル・ロジャーズらとの会話でマドンナは、「全ての楽曲について考えてみると、“ライク・ア・ヴァージン”でも“マテリアル・ガール”でも“エクスプレス・ユアセルフ”でも“パパ・ドント・プリーチ”でも、私は女性のエンパワーメント(地位向上)にとても力を注いでいましたし、それがストーリーテリングの非常に大きな部分を占めていました」と述べ、「というのも、女性が素晴らしいダンス・レコードを作っていた一方で、初期の頃は、曲やメロディーはとても力強くてシンガーもとても良いけれど、(世の)女性たちに“あ、私は一生、男性(優位)の世界で、男性の視線の下で生きていく必要はないんだ。人生を違った角度から見てもいいし、落ち着く必要もない。自分の意見とビジョンを持っててもいいんだ”と思ってもらうことにはあまり力を入れていなかったような気がするんです。だからそれが重要な要素でした」と説明している。
このトークでマドンナは、古い友人であり最近一緒にローラー・ディスコ・パーティーを米NYでサプライズ開催したロジャースと、『ライク・ア・ヴァージン』の制作や、その年の【MTVビデオ・ミュージック・アワード】でのエロティックなタイトル曲の忘れがたいパフォーマンスについても回想している。「【MTVアワード】で君がやったことは、本当に天才的だった」とロジャースはこのパフォーマンスについて語り、「あれのおかげで、当時(マドンナのレーベルが)レコードを出さざるを得ない状況になったと思う」と付け加えている。
これに対しマドンナも、「そうね」と同意し、「かなりスキャンダラスで挑発的でもありました。意図的ではないですが! もちろん、意図的ではない。私は意図的に何かをすることはないんです。まあ、たまにはやりますが……」と語っている。
現在マドンナは、“Dance Club Songs”チャートで1位を獲得した彼女の膨大なカタログの全50曲を収録したコンピレーション・アルバム『ファイナリー・イナフ・ラヴ:50ナンバー・ワンズ』のリリースを祝っている。ポップからダンス・チャートへの転向については、「直感的なものだったと思う」と彼女は言い、「意識的でもなく、計画的でもなかった」と語っている。
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