Billboard JAPAN


NEWS

2022/08/03

劇場版『ONE PIECE』初の音楽映画、主題歌・劇中歌を一挙紹介

 1997年より『週刊少年ジャンプ』で連載されているコミック『ONE PIECE』(尾田栄一郎・著/集英社刊)が、今年の夏、盛り上がりを見せていく。

 8月6日公開の映画『ONE PIECE FILM RED』は、素性を隠したままその歌声を発信し、世界中を熱狂させる歌姫・ウタが初めて公の場に姿を現す音楽の島・エレジアが舞台だ。ウタは劇中で7曲披露する。

 ウタの歌唱担当を務めるのは、2020年10月にメジャーデビューし、デビュー曲「うっせぇわ」がYouTube再生回数2億回を超えるAdo。Adoが歌う本作の楽曲は各種音楽配信サービスで配信されており(今後配信の楽曲もあり)、Billboard JAPANチャートでも好成績を残している。劇場公開を前に、中田ヤスタカやMrs. GREEN APPLE、Vaundy、FAKE TYPE.、澤野弘之、折坂悠太、秦 基博らが提供した楽曲を紹介していく。

★「新時代」(楽曲提供:中田ヤスタカ)
主題歌「新時代」を手掛けるのは、Perfume、きゃりーぱみゅぱみゅ等をプロデュースする音楽家・DJ・プロデューサーの中田ヤスタカだ。中田は制作にあたり、「楽曲制作ではAdoさんの魅力的な歌声と共に、ウタというこれまでとは別のアーティストとして『ONE PIECE』の世界観に合ったサウンドと響きを届けることができるように意識しました。」とコメント。「新時代」は、本編のライブシーンでもオープニングとして使用されており、序盤から物語を盛り上げていく。Billboard JAPAN総合ソング・チャート“JAPAN HOT 100”で最高5位を記録。

★「私は最強」(楽曲提供:Mrs. GREEN APPLE)
楽曲を提供したMrs. GREEN APPLEは、音楽ストリーミング総再生数20億回を超える。アップテンポな曲調が印象的な「私は最強」は、タイトルにもなっている<私は最強>という言葉が歌詞に入ったパワーあふれる楽曲で、本曲についてMrs. GREEN APPLEは「強くありたいと自分を奮い立たせてステージに立つ、強さと弱さの両面を持ち合わせたウタの繊細なニュアンスを表現しようと考えました。」と、ウタと向き合って楽曲を制作したことを明かす。さらに「Adoさんの歌声が加わったことで、さらなる化学変化を起こしウタの曲として音楽が広がっていったように思います!」とメッセージを寄せた。

★「逆光」(楽曲提供:Vaundy)
劇中歌「逆光」を手掛けるのは、2019年春頃から活動を開始し、作詞・作曲・アレンジのみならず、デザインや映像も自ら手がけるマルチアーティストのVaundyだ。YouTubeやサブスクリプションの総再生数は15億回を超える。Vaundyは本楽曲について「ウタの心情を描写するような疾走感や力強さがある楽曲。ウタの本心を表現する爆発力が必要だからこそ、Adoさんの“刃”のような力強い歌声を100%出せる楽曲だと思っています。」と語る。パンチの効いたロック・チューンにのせて、ウタが抱える怒りや葛藤、強い覚悟が描かれている。7月6日の配信翌日にiTunes音楽ランキング-シングルで1位を獲得。

★「ウタカタララバイ」(楽曲提供:FAKE TYPE.)
FAKE TYPE.は、ダンスミュージックを基調とし、変幻自在なトラックとポップかつトリッキーなラップが特徴の音楽ユニット。ラッパーのトップハムハット狂が2019年にリリースした「Princess♂」は、尾田栄一郎が『週刊少年ジャンプ』で「最近ハマっているものベスト3」に挙げたことでも話題となった。完成した楽曲について「Adoさんのかっこいい歌声をラップでクレイジーに引き出したいという思いもあったのですが、ご自身のテイストにかっこよく落とし込んでくれて、すごく心地のいい曲に仕上がりました。」とコメントしている。

★「Tot Musica」(楽曲提供:澤野弘之)
「Tot Musica」は、ドラマやアニメ、映画など劇伴を中心に活動する作曲家・澤野弘之が手掛けた。澤野は「劇伴の制作をメインでやっている中、僕が作る歌にも目を向けていただきとても嬉しかったです。いつか関わることができたらと思っていた『ONE PIECE』の作品をより盛り上げるような楽曲を目指して制作しました。」と語る。さまざまな作品に携わってきた澤野が生み出した本曲が『FILM RED』をどのように盛り上げるのか、注目だ。

★「世界のつづき」(楽曲提供:折坂悠太)
シンガーソングライターの折坂悠太は、2013年よりギター弾き語りでライブ活動を開始し、2018年にリリースしたアルバム『平成』は【CDショップ大賞】を受賞。折坂は、本作について「照明が上がり映画館を出る時、そこからの歩みを応援してくれる、そんな物語になっています。『ONE PIECE』の世界で、ウタの歌たちと、出会ってください。」と語る。

★「風のゆくえ」(楽曲提供:秦 基博)
数々の映画やTVの主題歌を手掛けてきた秦 基博は、楽曲制作にあたり「今回は”ウタの楽曲”なので、ウタだったらどんな歌を歌うんだろうと想像しながら、彼女の気持ちに重ね合わせて作っていきました。」と説明。秦の叙情性豊かなソングライティングが、多くの観客の心を揺さぶることとなるだろう。


◎公開情報
『ONE PIECE FILM RED』 
2022年8月6日(土)より、全国公開
原作・総合プロデューサー:尾田栄一郎(集英社『週刊少年ジャンプ』連載)
監督:谷口悟朗
声の出演:田中真弓、中井和哉、岡村明美、山口勝平、平田広明、大谷育江ほか
配給:東映
(C) 尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会

ACCESS RANKING

アクセスランキング

  1. 1

    <インタビュー>YUTA(NCT) ミニアルバム『Depth』に込めたソロアーティストとしての挑戦――「たくさんの経験があったから今がある」

  2. 2

    和楽器バンド、活休前最後のツアーが開幕 10年分の感謝をこめた渾身のステージ

  3. 3

    <インタビュー>米津玄師 新曲「Azalea」で向き合った、恋愛における“距離”――「愛情」の源にある“剥き身の生”とは

  4. 4

    <ライブレポート>ano「次に会う時まで必ず生きて」――ツアー追加公演完走、音楽でたどり着いた“絶対聖域”

  5. 5

    ロゼ&ブルーノ・マーズ、11/22大阪開催【MAMA】で「APT.」世界初披露へ

HOT IMAGES

注目の画像