2022/07/04
ローリン・ヒルとワイクリフ・ジョンが、米ニューオーリンズのシーザーズ・スーパードームにて開催された【エッセンス・フェスティバル】でザ・フージーズの人気曲を披露した。
この共演は、現地時間2022年7月1日に行われたワイクリフ・ジョンによるサプライズ・セットにて実現した。途中、ローリン・ヒルが登場し、「キリング・ミー・ソフトリー・ウィズ・ヒズ・ソング」をソロで歌い上げると、その後ワイクリフ・ジョンとともに「ハウ・メニー・マイクス」、「Fu-Gee-La」、「レディ・オア・ノット」をパフォーマンスした。
プラーズを含むザ・フージーズは、2021年9月にグローバル・シチズンによるイベントの一環として、米NYでサプライズ・コンサートを行い、再結成していた。この短いパフォーマンスは、グループにとって2006年以来初のライブとなった。
長年愛され続けているヒップホップ・トリオのザ・フージーズは、1996年のアルバム『ザ・スコア』の発売25周年を記念して、今年再結成ワールド・ツアーを敢行すると発表していたが、新型コロナウイルスの影響により中止となった。
当時、グループは、「皆さんからの失望は予想され、それを理解していますが、私たちのアニバーサリー・ツアーは実現できません。新型コロナウイルスの流行が続く中、ツアーを行うことは厳しく、私たちはファンと自分たちの健康と安全を確保したいと思っています」と声明で発表し、「“ザ・スコア”の25周年に敬意を払い、祝福したいというアイディアが浮かびましたが、今はまだ、この過去作を再訪する時期ではないかもと考えています」と説明していた。
ザ・フージーズの2ndアルバムにして最後のアルバムとなった『ザ・スコア』は、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で首位を獲得し、「キリング・ミー・ソフトリー・ウィズ・ヒズ・ソング」、「Fu-Gee-La」、「レディ・オア・ノット」などのヒット曲を輩出した。アルバムは、【グラミー賞】で<最優秀ラップ・アルバム賞>に輝き、「キリング・ミー・ソフトリー・ウィズ・ヒズ・ソング」は<最優秀R&Bデュオ/グループ・パフォーマンス賞>を受賞した。
1998年に解散したザ・フージーズは、2004年にデイブ・シャペルのコンサート映画『ブロック・パーティー』で再結成し、翌年の【BETアワード】のオープニングで12分に及ぶメドレーを披露した。最後のライブは、2006年2月に米ハリウッドでファンのために行った無料コンサートだった。
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