2022/06/24
2022年6月23日に仏パリの【ファッション・ウィーク】で披露された、ルイ・ヴィトンの2023年春夏メンズウェア・コレクションのランウェイで、米ラッパーのケンドリック・ラマーがライブでラップし、昨年11月に亡くなったクリエイティブ・ディレクターの故ヴァージル・アブローを追悼した。
ルーブル美術館の敷地内に設置されたシュールな黄色いレンガ道の屋外インスタレーションでは、黒人のマーチング・バンドが熱演したあとに、モデルがランウェイに登場した。ラマーは観覧席に着席したまま、2018年から死去するまでヴィトンのメンズウェア・デザイナーだった米ファッション界のスターに捧げるラップを生披露した。
息苦しいほど暑かったヴィトンのショーで、彼は「ヴァージル万歳……何マイル先だ?」などと韻を踏んだ。セットは『オズの魔法使い』のスピリットと、アブローのデザインに共通する幼少時代のこだわりを想起させるもので、ショーの最初と最後に登場したカラフルな衣装のマーチング・バンドとダンス・チームも同様だった。
この春夏コレクションは、アブローの死後初めてのショーで、彼がデザインを手掛けない代わりに、ヴィトンのスタジオが彼の精神を受け継いで構想したものだ。オマール・シー、ジェシカ・ビール、ジャスティン・ティンバーレイク、ジョエル・エドガートン、ナオミ・キャンベルらが来場し、アブローのレガシーが今も尚人を惹きつける力を持っていることを示した。
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