2022/06/22
現代ジャズを代表するギタリストの1人、ジュリアン・レイジが、2022年9月16日にブルーノートから2枚目のリリースとなるニュー・アルバム『ヴュー・ウィズ・ア・ルーム』を発売することが決定した。先行シングル第1弾として「Auditorium」の配信がスタートし、ミュージック・ビデオも公開されている。
新作『ヴュー・ウィズ・ア・ルーム』には10曲のオリジナル曲が収録されている。前作に続きベーシストはホルヘ・ローダー、ドラマーはデイヴ・キングのトリオとなっているが、今回はビル・フリゼールも7曲で参加した。これまでもデュオ・コンサートやジョン・ゾーンが考案したプロジェクトなど、さまざまな文脈で共演してきた2人だが、今回のカルテットでの共演はジュリアンのアルバム・ビジョンをより鋭く引き立てている。
本作について、ジュリアンは「このアルバムは何年も前から作りたかった。有機的なインプロヴィゼーションと小編成の機敏さを兼ね備えた豪華なオーケストレーションは可能か、という音楽的な問いかけから生まれたものなんだ。その答えは、僕にとって重要なエレクトリック・ギターにあった。エレクトリック・ギターのサウンドは美しくもあり、鋭くもあり、控えめで暖かくもあり、そして硬質でもある。このアルバムのオーケストレーションを考えるにあたって、その部分を深堀りしたいと思ったんだ」とコメントしている。
また、今回7曲で共演したビル・フリゼールについては、「彼自身がオーケストラのサウンドのようなものだよ。このレコードについて話し合ったとき、ビルは即座に“うん、よくわかったよ。きみがポップにしたい部分も、それがジャズ・ギターの系譜を表していることも知っている”と言ってくれたんだ。ビルはギターのサウンドのニュアンスにとても繊細だから、そのことについて一緒に話すのは楽しいことだった」と語っている。
◎リリース情報
アルバム『ヴュー・ウィズ・ア・ルーム』
2022/9/16 RELEASE
https://julian-lage.lnk.to/ViewWithARoomPR
Photo: Shervin Lainez
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