2022/06/11
BiSHが、オムニバス映画『BiSH presents PCR is PAiPAi CHiNCHiN ROCK'N'ROLL』公開初日となった2022年6月10日、公開記念舞台挨拶に登壇した。
2015年3月に結成、アイナ・ジ・エンド、セントチヒロ・チッチ、モモコグミカンパニー、ハシヤスメ・アツコ、リンリン、アユニ・Dの計6名から成る“楽器を持たないパンクバンド”で、2023年をもっての「解散」を発表しているBiSH。本作では、行定勲、田辺秀伸、大喜多正毅、エリザベス宮地、山田健人、そしてWACK代表でもある渡辺淳之介が自らメガホンを取り、6人のBiSHメンバーとそれぞれタッグを結成した。ドラマ作品からアート作品まで、六人六色で魅せるBiSHの新しい一面を詰め込んだ異色作品となっている。
舞台挨拶にはBiSH6人が揃って登壇し、上映前舞台挨拶という事で、挨拶とともについに公開を迎えた喜びの気持ちを語った。そして、それぞれの組み合わせを聞かれると「監督によるくじびきだった」と明かし、それぞれの作品についてクロストークで盛り上がる。
アイナは役柄と重なる部分を聞かれ、「自分自身ダンスがずっと好きで、BiSHでも振付をやらせてもらい、本当に生活の一部と言っても過言じゃない」と告白。
ハシヤスメがループしているという話に因みずっと続けられることを聞かれ、「こうやって喋る事は大好きなのでいっぱい喋りたいですし、BiSHではコントを担当していて、コントはやり続けられるな。でも付き合ってくれる人がいないとできないな……」とメンバーにラブコールを送ると、アユニに完全遮断される場面も。
そんなアユニは役作りについて聞かれると、「本来の私が練りこまれているというか、役作りというよりかは、自分自身を見つめなおすような感じでした。実際でも妹ですし、生意気なんでダメですね(笑)」と笑いを誘った。
本作でコンテンポラリーダンスに挑戦しているリンリンは、「付いていただいたseishiro先生に、コンテンポラリーダンスには正解がない、という事を何回も言っていただき心が軽くなりました」と感想を述べ、タイトル『VOMiT』(=吐き出す)に因んでストレス発散方法を聞かれると、「お家で枕にうずくまってすごく大きな声を出します。1か月に1回くらい……」と明かした。
モモコは「渡辺さんが監督に決まったことで覚悟はしていたんですが、とにかくタイトルにもあるようにカオスで。この作品にはWACK事務所のメンバーがたくさん出ていて、そこも見どころの一つです。本当に個性のある子たちばっかりで、元EMPiREのメンバーは、オシャレでクラスの一軍って感じがして怖かったです(笑)」と笑いを誘った。
チッチは役への向き合い方を聞かれ、「行定監督が脚本を送ってくれた時に、行定監督が私に“こういう一歩を踏み出しなさい”という気持ちを込めて書いてくれたのかなって思って、私もここで覚悟を決めた物語でした。人間の醜い部分と美しい部分を、モノクロの世界で描いているので、それぞれ皆さんがいろんな気持ちが湧き出てくるような物語だと思うので、まっすぐに受け取ってもらえたら」と語った。
最後に本作のオープニングを飾る『リノベーション』主演のアイナが、「私たちは、この日をすごく楽しみにしていました。ここにきてくれたり、映画を楽しみにしてくれている人がきっといると思います。本当にゆっくり楽しんでもらえたら嬉しいです。最後までトイレに行かずに!よろしくお願いします(笑)」という独特なお願いを語り、終始なごやかな舞台挨拶は幕を閉じた。
◎公開情報
映画『BiSH presents PCR is PAiPAi CHiNCHiN ROCK'N'ROLL』
(C)WACK INC.
https://bish-movie.com/
〇#1『リノベーション』〈主演〉アイナ・ジ・エンド×田辺秀伸監督
〇#2『レコンキスタ』〈主演〉ハシヤスメ・アツコ×大喜多正毅監督】
〇#3『オルガン』〈主演〉アユニ・D×エリザベス宮地監督
〇#4『VOMiT』〈主演〉リンリン×山田健人監督
〇#5『PEACH CHAOS PEACH』〈主演〉モモコグミカンパニー×渡辺淳之介監督
〇#6『どこから来て、どこへ帰るの』〈主演〉セントチヒロ・チッチ×行定勲監督
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