2022/06/06 11:00
ハリー・スタイルズの『ハリーズ・ハウス』が2週目の首位をキープした、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。
先週、2022年最大の週間ユニット521,500を記録してNo.1デビューを飾った『ハリーズ・ハウス』は、前週から69%減少したものの、2週目としては高い160,500ユニットを獲得して、今週も首位をキープした。
160,500ユニットの内訳は、56,500がアルバム・セールス(83%減少)、102,500がアルバム・ストリーミング(46%減少)、1,500がトラックによるユニット(33%減少)で、アルバムの週間ストリーミングは全13曲で1億3,436万回を記録している。
初登場から2週目(2週以上)首位を獲得したのは、2021年12月4日付から2022年1月8日付までの計6週を記録したアデルの『30』以来で、2022年に入ってからは『ハリーズ・ハウス』が初のタイトル。なお、初登場からではなく非連続で2週以上を記録したアルバムは、その他『ミラベルと魔法だらけの家』のサウンドトラック、リル・ダークの『7220』の2作がある。
2位は、3週連続でバッド・バニーの『Un Verano Sin Ti』が同位をキープ。前週から9%減少したが、登場4週目で141,500ユニットと高水準を維持している。3位はケンドリックラマーの『ミスター・モラル&ザ・ビッグ・ステッパーズ』(89,500ユニット / 7%減少)、4位もフューチャーの『アイ・ネヴァー・ライクド・ユー』(68,000ユニット / 12%減少)がそれぞれキープして、TOP4は先週と同じタイトルがランクインした。
5位は、モーガン・ウォレンの『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』が先週の6位から浮上。今週で登場73週目を迎えたが、週間ユニットは4%増加の53,500に上昇している。6位は、先週の12位からドージャ・キャットの『プラネット・ハー』がジャンプアップし、5月14日付以来4週ぶりのTOP10入りを果たした。5月27日にアナログ盤(LP)をリリースしたことでセールスが急増し、週間ユニットは前週比60%増加の41,500に上昇。LPの初動セールスも16,500枚と好記録を打ち出している。
先週5位に初登場したザック・ブライアンの新作『アメリカン・ハートブレイク』は、週間ユニットが43%減少の40,500に落ち込み7位にダウンした。8位は、オリヴィア・ロドリゴの『サワー』が同位をキープ。アルバムの発売1周年を記念したデラックス・エディションがリリースされたため、週間ユニットは20%増加の39,000に上昇した。9位は、ジャック・ハーロウの『カム・ホーム・ザ・キッズ・ミス・ユー』(34,500ユニット / 15%減少)が先週の7位から2ランクダウンしている。
続いて今週10位には、デフ・レパードの新作『ダイアモンド・スター・ヘイローズ』が初登場。初動ユニットは34,000で、その内訳はアルバム・セールスが32,000、アルバム・ストリーミングが2,000(270万回)、トラックによるユニットが500未満をそれぞれ獲得した。
本作は、2015年10月にリリースした前作『デフ・レパード』から約7年振り、通算12枚目のスタジオ・アルバムで、Billboard 200でのTOP10入りは以下に続く8作目のランクインとなる。
2位『炎のターゲット』(1983年)
1位/6週『ヒステリア』(1988年)
1位/5週『アドレナライズ』(1992年)
9位『レトロ・アクティヴ』(1993年)
10位『ロック・オブ・エイジズ』(2005年)
5位『ソングス・フロム・ザ・スパークル・ラウンジ』(2008年)
10位『デフ・レパード』(2015年)
10位『ダイアモンド・スター・ヘイローズ』(2022年)
Text: 本家 一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートは6月10日以降掲載予定となります。
◎【Billboard 200】トップ10
1位『ハリーズ・ハウス』ハリー・スタイルズ
2位『Un Verano Sin Ti』バッド・バニー
3位『ミスター・モラル&ザ・ビッグ・ステッパーズ』ケンドリック・ラマー
4位『アイ・ネヴァー・ライクド・ユー』フューチャー
5位『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』モーガン・ウォレン
6位『プラネット・ハー』ドージャ・キャット
7位『アメリカン・ハートブレイク』ザック・ブライアン
8位『サワー』オリヴィア・ロドリゴ
9位『カム・ホーム・ザ・キッズ・ミス・ユー』ジャック・ハーロウ
10位『ダイアモンド・スター・ヘイローズ』デフ・レパード
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