2013/04/03
アーティストへの楽曲提供をはじめ、数々のCM音楽やジングル、サウンドステッカー、イベントBGMなどの制作も行うモリカワヒロシ(vo,key)によるソロプロジェクト Rails-Tereoが、4月3日よりニューアルバム『Piano Pop Life』のiTunes先行配信を開始した。
昨年リリースした1stフルアルバムでは、『Z会』企業CM曲に起用された「db-デシベル-」をはじめ、AEONの自転車専門店『AEON BIKE』TV-CMなど計5曲のタイアップを獲得。インディーズミュージシャンでは異例の大抜擢が続き、Rails-Tereoの名を徐々にシーンへ浸透させ始めていた。
そんな前作以来、約1年ぶりの新作となるアルバム『Piano Pop Life』が、4月24日のCDリリースに先立ちiTunesでの全曲配信をスタート。また、本作のリード曲「走り出す」は、関西テレビ『ハピくるっ!』の4~6月度エンディングというタイアップをいち早く獲得した。
そもそも彼が作る音楽には、大手CDショップで3年間働いた過去に培ったブラックミュージックからジャズ、ワールドまで多岐に渡る音楽的素養。そして自ら「生活の中に溶け込んでいく音楽にしたい」と語るメロディのポップさ、キャッチーさが大きな魅力として備わっている。
近年の音楽では意表をついた転調や、突飛なアレンジで驚かせる楽曲が一つの流行だ。しかし彼は「楽しい時、嬉しい時に思わず鼻歌でうたってしまいたくなるような、自然なフレーズ」を常に心がけているそうで、考えないと歌えないようなフレーズは極力避けているという。
その背景には幼少期から思春期に聴いたCM音楽の影響が大きく、かつて時任三郎が大ヒットさせた「勇気のしるし~リゲインのテーマ~」や、東京バナナボーイズによる「鉄骨娘」「熱血キッドの唄」。CM音楽集を多数発表している菅野ようこなどなど、15秒でどれだけインパクトを残せるかに挑んだ楽曲を愛聴してきた影響が、おのずと反映されている所はあるようだ。
前作でのタイアップはすべて楽曲が完成してから決定したそうだが、それは彼の奏でる音楽にある自然の心地良さ。一度聴いたら思わず口ずさみたくなる美しいグラデーションのメロディが、本格的なサウンドと同居する絶妙さが奏功した結果といえるだろう。
現在iTunesでは、アルバム『Piano Pop Life』全収録曲の試聴も可能に。一方YouTubeでは、リード曲「走り出す」のミュージックビデオが公開されている。一度Rails-Tereoの音楽を耳にして、日々の生活で鼻歌となって現れるのかどうかを試してみるのも面白いかもしれない。
◎YouTube「レイルステレオ「走り出す」」
http://youtu.be/2MrpPL1np8w
◎YouTube「イオンバイク 東北限定テレビCM」
http://youtu.be/7jlf_R_VT9w
◎iTunes アルバム『Piano Pop Life』
https://itunes.apple.com/jp/album/piano-pop-life/id608180742
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