2022/05/23
20225月21日に放送された米コメディー番組『サタデー・ナイト・ライブ』(SNL)シーズン47のフィナーレで、エミネムがまたしても印象的なカメオ出演を果たした。
8シーズン主要メンバーだったピート・デヴィッドソンが、今シーズンを最後に番組を卒業することが発表されている。そんな彼が、『SNL』のプロデューサーであるローン・マイケルズに敬意を表するコントで得意のラップを披露するが、怒ったエミネムが乱入してきて台無しになるという内容だ。
“Forgot About Lorne”と題されたこのコントは、SNLでは“cut-for-time”と呼ばれている、文字どおり時間の都合上生放送ではカットされたものだが、エミネムをフィーチャーしたドクター・ドレーの1999年のヒット曲「Forgot About Dre」のビートに乗せて、ピートがローンの功績をラップで表現している。
コントは、撮影現場でピートがフィナーレのホストを務めた米女優のナターシャ・リヨンに声をかけられ、ローンが落ち込んでいると告げられるところから始まる。その理由は、彼がずっと28歳のピートと一緒にミュージック・ビデオに出演したいと思っていたのにそれが叶わなかったからだという。
ゴミ箱に捨てられていたくしゃくしゃの台本を手にピートは、「あの人は僕のために本当に何でもしてくれたから、このラップ・ビデオを彼が書いたとおりにやって恩返しをしようと思う」と決意を述べる。
音楽パートが始まると、ローンに扮したピートが数々の賞が飾られた棚に囲まれているところから始まり、やがてピートが本人として登場し、故ジョン・ベルーシ、故クリス・ファーレイ、ダン・エイクロイド、ウィル・フェレルといった有名コメディアンたちのキャリアに影響を与えたローンの功績を、「Forgot About Dre」のエミネムを模した高速ラップで羅列していく。
だが、スタジオのカメラの近くに立っているエミネム本人によってピートのフロウは中断される。明らかに腹を立てているエミネムは、何故またヒップホップ・ビデオのパロディをやっているのかとピートに詰め寄る。
エミネムが、「またパロディか、またトリビュートかなんかか?」と尋ねると、ピートは3本目だと答える。実際、過去にピートはエミネムの「Without Me」(2002年)と「Stan」(2000年)のパロディ・ビデオに主演したことがある。
するとエミネムは、「もうやめろ。全部駄作だ。頼むからやめろ。本当にひどい」などと辛辣な言葉を投げかけ、ピートはそれらのパロディがエミネムの音楽に敬意を表したものだと説明しようとするものの、ラッパーは、「ピート、もう二度とやるな」と指さしながら彼を遮り、去っていく。
コントの最後でピートは大きくため息をつき、ローン役の俳優に向けて、「お前のせいで台無しだ!」と怒りをぶつけている。
Forgot About Lorne#SNLFinale pic.twitter.com/yWBU8V5ZZy
— Saturday Night Live - SNL (@nbcsnl) May 22, 2022
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像