2022/05/12
現地時間2022年5月10日、U2のフロントマン、ボノによる長年噂されていた回想録が2022年11月1日に刊行されることが発表された。出版社のAlfred A. Knopfによると、2015年に初めて出版契約が結ばれたものの、当時は公表されていなかったこの回想録は『Surrender』と題される。彼が出版契約を結んだという報道は、最低でも2019年まで遡る。
62歳のアイルランド人シンガーと活動家で、本名をポール・デイヴィッド・ヒューソンというボノは、「この本を書き始めた際、今まで曲の中でしかスケッチしていなかったことを詳細に描けたらと思っていました」と声明で述べ、「自分の人生における人々、場所、そして可能性。私にとって“Surrender”は、多くの意味を担う言葉です。70年代のアイルランドで、拳を突き上げながら(音楽的な意味でです)育った自分にとって、これは自然な概念ではありませんでした。私が本のために考えをまとめるまでに、丸をつけた唯一の言葉でもあります。私は今も、命令の中で最も謙虚なこの言葉と葛藤しています」と述べた。
さらに彼は、「バンド、自分の結婚、信仰、活動家としての人生においてもです。“Surrender”は進歩しない巡礼者の物語です……その途中には楽しいこともたくさんあります」と続けた。
回想録には、“40 Songs, One Story”という副題がつけられており、それぞれU2の楽曲名がつけられている40章からなる構成を指している。U2はこれまでに「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」、「ブラディ・サンデー」、「ホエア・ザ・ストリーツ・ハヴ・ノー・ネイム」など数々の名曲を生んできた。
先日、ボノはU2のギタリストのジ・エッジとともに、現在防空壕となっているウクライナの首都キーウの地下鉄駅でパフォーマンスを行い、ロシアの侵攻を阻止しようとするウクライナの人々との連帯を示した。彼はその際、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領に「ウクライナの人々との連帯を示す目的で、キーウでパフォーマンスするために招かれましたので、そうするつもりです」とツイートしていた。
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