2022/05/03 09:40
ハリー・スタイルズの「アズ・イット・ワズ」が3週目の首位を獲得した、今週の米ビルボード・ソング・チャート。
4月16日付でNo.1デビューを飾った「アズ・イット・ワズ」は、翌23日付で2位にダウンしたが先週トップに再浮上し、今週通算3週目の首位を獲得した。
引き続きラジオの伸び率が良く、先週から23%増加の5,270万回を記録してエアプレイ・チャートで9位から6位に最高位を更新。デジタル・ソング・セールス・チャートでは2位から3位に順位を落としているが、売上は9%増加の9,200に上昇した。再生数は前週から6%減少の2,820万回に下降したが、ストリーミング・ソング・チャートでは2位をキープしている。
4月23日付で「アズ・イット・ワズ」から首位の座を勝ち取ったジャック・ハーロウの「ファースト・クラス」は、先週に続き今週も2位をキープ。前週から16%減少したが、2,910万回を記録してストリーミング・チャートでは3週目の1位を獲得した。同時に、 R&B/ヒップホップ・ソング・チャートとラップ・ソング・チャートでも3週目の1位をキープしている。デジタル・ソング・セールス・チャートでは、8%増加の7,400を売り上げて5位から4位に上昇。エアプレイ・チャートでは、前週から92%増加の2,630万回を記録して23位に初登場した。先週に続き、その週最も伸びた曲に贈られるAirplay Gainerも獲得している。
3位も、グラス・アニマルズの「ヒート・ウェイヴス」が同位をキープ。ロック&オルタナティブ・ソング・チャートとオルタナティブ・ソング・チャートではそれぞれ32週目の首位を獲得した。続いて4位もラトーの「ビッグ・エナジー」が、5位もイマジン・ドラゴンズ&J.I.Dの「エネミー」がそれぞれキープして、TOP5は先週と同じタイトルがランクインする結果となった。
Hot 100では5位に留まった「エネミー」だが、前週から3%増加の6,600万回を記録してエアプレイ・チャートでは首位に到達し、イマジン・ドラゴンズは2曲目、J.I.Dは自身初のNo.1タイトルを勝ち取った。イマジン・ドラゴンズは、これまで以下の7曲がエアプレイ・チャートでTOP10入りしているが、首位を獲得するのは2017年の「サンダー」以来約4年半ぶり、2曲目のタイトルとなる。
1位(3週)「サンダー」(2017年12月)
1位(1週)「エネミー with J.I.D」(2022年5月)
2位「レディオアクティヴ」(2013年8月)
3位「デーモンズ」(2013年12月)
4位「ビリーヴァー」(2017年8月)
5位「ホワットエヴァー・イット・テイクス」(2018年5月)
8位「ナチュラル」(2018年10月)
ジャンル別では、ポップ・エアプレイ・チャートとアダルト・ポップ・エアプレイ・チャートでも同時に首位を獲得。 ポップ・エアプレイ・チャートでの首位獲得は、前述の「デーモンズ」(1週)と「サンダー」(1週)に続く3曲目、アダルト・ポップ・エアプレイ・チャートでは、「ビリーヴァー」(6週)、「サンダー」(7週)、「ホワットエヴァー・イット・テイクス」(1週)に続く4曲目のNo.1タイトルとなる。J.I.Dは、いずれのチャートでも初の快挙。
既に首位を獲得しているオルタナティブ・エアプレイ・チャートでは、今週その記録をを9週目に更新。エアプレイ・チャート(総合)とオルタナティブ・エアプレイ・チャートで同時に首位を獲得するのは、2018年にパニック!アット・ザ・ディスコが「ハイ・ホープス」で達成して以来約3年半ぶりで、以下に続く史上7曲目の快挙となる。なお、エアプレイ・チャート(総合)の集計は1990年12月、オルタナティブ・エアプレイ・チャートは1988年9月に開始されたため、それ以前の楽曲は含まれていない。
イマジン・ドラゴンズ「エネミー with J.I.D」(2022年5月から1週目)
パニック!アット・ザ・ディスコ「ハイ・ホープス」(2018年12月から13週)
ポルトガル・ザ・マン「フィール・イット・スティル」 (2017年10月から2週)
ゴティエ「サムバディ・ザット・アイ・ユースト・トゥ・ノウfeat.キンブラ」(2012年6月から1週)
ファン.「ウィー・アー・ヤングfeat.ジャネール・モネイ」 (2012年4月から2週)
グー・グー・ドールズ「アイリス」(1998年8月から1週)
チャンバワンバ「タブサンピング」(1997年11月から3週)
チャートにもどり、 6位も先週に続きジャスティン・ビーバー&ザ・キッド・ラロイの「ステイ」が同位をキープ。7位には、先週の8位からドージャ・キャットの「ウーマン」が上昇し、最高位を更新した。R&Bソング・チャートでは9週目の首位を獲得している。
先週10位にダウンしたジャスティン・ビーバーの「ゴースト」は8位に再浮上。コダック・ブラックの「スーパー・グレムリン」は9位をキープして、10位にはリル・ナズ・Xの「ザッツ・ホワット・アイ・ウォント」が先週の11位から上昇し、再TOP10入りを果たした。
Text: 本家 一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートは5月6日以降掲載予定となります。
◎【Hot 100】トップ10
1位「アズ・イット・ワズ」ハリー・スタイルズ
2位「ファースト・クラス」ジャック・ハーロウ
3位「ヒート・ウェイヴス」グラス・アニマルズ
4位「ビッグ・エナジー」ラトー
5位「エネミー」イマジン・ドラゴンズ&J.I.D
6位「ステイ」ザ・キッド・ラロイ&ジャスティン・ビーバー
7位「ウーマン」ドージャ・キャット
8位「ゴースト」ジャスティン・ビーバー
9位「スーパー・グレムリン」コダック・ブラック
10位「ザッツ・ワット・アイ・ウォント」リル・ナズ・X
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