2013/03/29 11:00
先週、既にナンバーワン・デビューが確定していたジャスティン・ティンバーレイクの『20/20 エクスペリエンス』が、予想を上回るミリオン確定で1位を獲得した4月6日付アルバムチャート。
男性ソロアーティストとしては歴代3位の初動売上(2004年のアッシャー、1998年のガース・ブルックスに続く)で、もちろん自身のアルバムでは最高売上でのデビューとなった。シングルチャートでも、Hot100以内に3曲がランクインし、本アルバムへの力の入れ具合が見事反映しているが、予想よりも20万枚ほど上乗せされての初登場首位、ということもあり、2013年の年間チャートも支配するだろうという声が既に挙がっているほど。次週以降、どれだけ数を伸ばしてロングヒットに至るか、最も期待が集まるアルバムとして、スターらしい華やかな幕開けとなった。
続く2位も、初登場。ケイシー・マスグレイヴスの『セイム・トレーラー・ディファレント・パーク』が自身最高位、最高売上げでのデビューを果たした。“ポスト・テイラー”との呼び声も高い注目のカントリーシンガーで、声質や曲の雰囲気も初期のテイラー・スウィフトを彷彿させるものがある。先行シングル「メリー・ゴー・ラウンド」はカントリー・チャートで既に14位まで上昇し、ストリーミング数も300万回を記録する大ヒットに至っている。
3位のブルーノ・マーズ、先週の11位から5位に再浮上したP!NK、12位から再びTOP10入り(6位)に返り咲いたイマジン・ドラゴンズ、こちらも返り咲きの10位リアーナ等、相変わらずシングル・チャートで旋風を巻き起こしているアーティストによるアルバムが強く、TOP10以下でも13位のファンや、14位にアップした、シングルチャート首位のマックルモア&ライアン・ルイス、18位のテイラー・スウィフト等、シングル曲のヒット数でアルバムのセールス枚数に大きく比例することが、特に目立ち始めたということも、最近のアルバムチャートの傾向だろう。
今週、最も数を伸ばしたのが59位から今週8位に急上昇した『レ・ミゼラブル』のサントラ盤。アカデミー賞での影響や映画の大ヒットで相変わらず全世界で売れ続けているこのアルバムが、2枚組のデラックス盤として再発され、そのセールス分がポイントに加算されてのジャンプアップとなった。
TOP10以下、15位にはマサチューセッツのハード・ロックバンド、クラッチの『アース・ロッカー』が初登場。1991年のデビュー以来、通算12作目のアルバムで、衰えない人気を証明した。以下、30位には44歳を迎えるベテラン・シンガーソングライターのラコ・ロサ『ヴィダ』が、35位にはサンフランシスコ出身のブラック・レベル・モーターサイクル・クラブの3年振りの新作『スペクター・アット・ザ・フィースト』がデビューしている。
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