2022/04/07
現地時間2022年4月15日~17日と4月22日~24日の2週末にわたり行われる【コーチェラ・フェスティバル2022】の日曜日のヘッドライナーに、ザ・ウィークエンドとスウェディッシュ・ハウス・マフィアが決定したことが主催者によって発表された。この枠には、本名をイェーに改名したカニエ・ウェストが元々出演予定だった。
4月6日に【コーチェラ】の公式SNSで公開された今年のラインナップの新ポスターには、ヘッドライナーとしてザ・ウィークエンドとスウェディッシュ・ハウス・マフィア(4月17日、24日)が、ハリー・スタイルズ(4月15日、22日)、ビリー・アイリッシュ(4月16日、23日)とともに名を連ねている。
カニエが出演をキャンセルしたことは今週月曜日に報じられていた。ここ数か月、彼は元妻キム・カーダシアンと恋人のピート・デヴィッドソンへの嫌がらせ行為を続けており、これを理由に【コーチェラ】のラインナップから外すようChange.orgで嘆願書が立ち上げられていた。現在までに49,000人以上の署名が集まっており、その数は増え続けている。
嘆願書には、「カニエが、キムやピート、その他の人々に嫌がらせをし、コントロールし、傷つけるのを私たちは1年以上見てきました」と綴られており、「誰も彼に抵抗しようとしませんし、そうすれば同じように彼から攻撃を受けます。最近、彼は他人に実際に危害を加えると脅しています。このようなことが遠慮なくできることが許されるのは、ばかげています。【コーチェラ】(と、彼とまだ仕事をしている他のブランド)は自分たちを恥じるべきですし、これ以上彼にプラットフォームを与えるべきではありません」と説明していた。
この嘆願書に関してカニエは声明を発表していないが、同じくフェスのヘッドライナーを務めるビリー・アイリッシュに対し、彼が当日ステージに呼ぶ予定のトラヴィス・スコットに謝罪しない場合は、【コーチェラ】出演をキャンセルすると宣言していた。すでに削除されている2月10日のSNS投稿で、カニエはビリーがトラヴィスを”ディスった”と主張していた。以前ビリーは、自身のコンサートで吸入器が必要なファンを助けるために公演を一時ストップし、「みんなが大丈夫になったら続けるよ」と話していた。カニエは、彼女のこの行為を10人が死亡したトラヴィスのフェス【アストロワールド・フェスティバル】の悲劇を踏まえて、彼に対するディスだと受け止めたようだ。
【コーチェラ】のプロモーターを務めるゴールデンヴォイスの社長/CEOのポール・トレットは、米バラエティへの声明で、「今年はスウェディッシュ・ハウス・マフィアとザ・ウィークエンドが、日曜日の夜を締めくくってくれること楽しみにしています」と述べた。「【コーチェラ】は、エイベル(ザ・ウィークエンドの本名)と特別な関係を構築してきましたし、このアイコニックなアーティストたちが一つのステージでパフォーマンスを行ってくれることに心から感謝しています」と彼は続けた。ザ・ウィークエンドは、2012年とヘッドライナーを務めた2018年の過去2度【コーチェラ】に出演している。
複数の情報筋が米ビルボードに明かしたところによると、カニエの出演キャンセルが発表された直後、ザ・ウィークエンドやシルク・ソニックなどが代役の候補として挙がっていたそうだ。
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