2022/04/06
故プリンスが11歳だった頃に、ローカル局のレポーターの質問に答えている映像が発見された。彼が生まれ育った米ミネアポリスのテレビ局WCCOから発掘された映像では、当時11歳のプリンス・ロジャース・ネルソンがストライキ中の教師を支援するコメントを残している。
米CNNによると、同局系列のWCCOのスタッフが、最近起きた教師によるストライキに関する記事を解説するために、1970年4月に起きた地元教師のストライキの映像をアーカイブから探していたところ、テープに見覚えのある顔を発見したそうだ。インタビュアーはその少年に、デモに参加している子どもたちの大半は教師を支持しているのかと質問する。
青いジャケットに濃い色のウールの帽子をかぶった、正体不明の自信に満ちた少年は、プリンス・ファンなら誰でもすぐに分かるいたずらっぽい笑みを浮かべながら、「そうだよ」と言い、「彼らももっといい教育を受けるべきだと思うし、もっとお金をもらうべきだと思う、だって僕たちのために働いて……残業したりしてくれてるから」と答えている。
米CNNの報道によると、WCCOのスタッフは画面に映った正体不明の少年がプリンスであることに確信を持っていたが、レポーターが映像の中で彼に名前を言うように促さなかった。この謎を解くために、彼らはプリンスの旧友で小学校からの同級生でもあるテレンス・ジャクソンに接触した。彼は幼稚園でプリンスと出会い、彼の最初のバンド、グランド・セントラルで一緒に演奏していた。
WCCOによると、キャスターのジェフ・ワグナーがジャクソンに映像を見せたところ、彼は“嬉しそうに笑い”、プリンスの言葉を聞いたときは“言葉を失い、涙を流した”という。ジャクソンはしばらく間をおいてから、「すごい、あれは彼だったよ」と、それが本当にプリンス・ロジャース・ネルソンであることを確認し、「たまげたな」と感慨深げな表情でつぶやいた。プリンスは2016年にフェンタニルの過剰摂取により事故死した。
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