2022/04/05 13:00
リル・ナズ・Xが、現地時間2022年4月3日に開催された【グラミー賞】で、<年間最優秀アルバム>にノミネートされていた『モンテロ』から数曲の贅沢で挑発的なパフォーマンスを、ジャック・ハーロウにアシストされながら堂々と披露した。
ところが、5部門でノミネートされていたにもかかわらず、彼は一つも受賞できないまま授賞式から去ることとなってしまい、SNSを通じて受賞できなかったことに対する落胆の気持ちを即興の歌で表現した。
22歳の彼は授賞式後、無冠に終わってしまった悲しみを即興で歌っているユーモラスな動画を自身のインスタグラムに投稿した。鏡に映る自分の姿を撮影しながら彼は、「【グラミー賞】を獲れなかった、あれには傷ついた、これから僕は泣く。5に対し0、それが僕が獲得した【グラミー賞】の数だ。あれには泣かされた、あれには泣かされた」と大げさに感情を込めて歌い上げた。
そして、ファンがTwitterに投稿したこの動画をリツイートしたところ、同じく【グラミー賞】で落選した気持ちをよく知るフィービー・ブリジャーズに“いいね!”された。彼女は昨年、メーガン・ザ・スタリオンに渡った<最優秀新人賞>のトロフィーを含め、4つのノミネートをすべて失っている。彼女は2021年の授賞式後に「カウントを止めろ」と冗談交じりにツイートし、「冗談冗談、メーガン、あなたはマジでレジェンドだよ」と付け加えた。
リル・ナズ・Xはまた、レディー・ガガやドージャ・キャットといった候補者たちとの一連の写真を投稿したあとにも、「【グラミー賞】を全部逃したなんて信じられない。僕はもうゲイじゃない!」とツイートした。
2020年に「オールド・タウン・ロード」で、<最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス>と<最優秀ミュージック・ビデオ>をビリー・レイ・サイラスと共に受賞した彼は、「モンテロ(コール・ミー・バイ・ユア・ネイム)」で、<年間最優秀レコード>、<年間最優秀楽曲>、<最優秀ミュージック・ビデオ>などのいずれかを獲得すれば、3度目の【グラミー賞】受賞となっていたが、残念ながら今年の受賞は叶わなかった。
それでもリル・ナズ・Xは、翌日までに気持ちの整理をつけたようで、「昨晩は今までで一番好きなパフォーマンスだった。全般的に楽しい夜だった。俺たちは【グラミー賞】を全部逃してしまったけれど、それは単にこれが頑張りどきだってこと!みんな大好き」とツイートした。
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