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2022/03/30

ビリー・アイリッシュ&フィニアス、故テイラー・ホーキンスの死を悼む「ひどく痛ましいこと」

 現地時間2022年3月27日に開催された【アカデミー賞】授賞式で、ビリー・アイリッシュとフィニアスが、『007』シリーズ最新作のテーマ曲「ノー・タイム・トゥ・ダイ」で初めて<歌曲賞>を受賞し、放送で同曲のパフォーマンスも披露した。

 授賞式前のレッド・カーペットに登場した兄妹は、米Access Hollywoodとのインタビューに応じ、その2日前にフー・ファイターズのドラマー、テイラー・ホーキンスが50歳で急逝したことについてコメントを求められ、心境を語った。

 米ロサンゼルスのドルビー・シアター前でビリーは、「(彼の死を知ったのが)私たちがステージに上がる直前だったんです。その知らせを受けた時、私たちは本当に、本当に引き裂かれる思いでした。ひどく、ひどく痛ましいことです」と述べた。

 ビリーは、ホーキンスの死が伝えられた25日に米ワシントン州シアトルのプレッジ・アリーナで公演を行っていた。フー・ファイターズは当日、南米コロンビアのボゴタで開催された【フェスティバル・エステレオ・ピクニック】に出演予定だったが、ホーキンスがホテルの部屋で死亡しているのが発見された。コロンビア検察局は26日夜、尿毒物検査でTHC(マリファナ)、三環系抗うつ薬、ベンゾジアゼピン、オピオイドなど10種類の物質の痕跡が体内から検出されたと報告した。

 フィニアスも、多くの音楽仲間に愛されていたホーキンスについて、「テイラーは伝説的なプレイヤーでした。彼と会う機会を得る何年も前から僕たちは彼の作品のファンでした。そして(結局)ほんの数回しか会えませんでした。もっと彼と一緒に時間を過ごすことができていればと思いますが、それでも彼が誰よりも優しくてクールで寛大な人であることは明らかでした。深い感動を与えてくれる人でした。ただただ心を痛めています」と語った。

 バンドが25日に出した声明には、「フー・ファイターズ・ファミリーは、敬愛するテイラー・ホーキンスの悲劇的で急な死に打ちのめされています。彼の音楽精神と場の空気を明るくする笑い声は、私たちの中で永遠に生き続けます。彼の妻子とご家族に心からお悔やみ申し上げます。この想像を絶する困難な時期に、彼らのプライバシーに最大限の配慮をお願いいたします」と記載されていた。

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