2013/03/25 20:19
映画『中学生円山』の完成報告会見が25日、東京都内で行われ、出演者の草なぎ剛、平岡拓真、遠藤賢司、坂井真紀、仲村トオル、宮藤官九郎監督が登壇した。
宮藤監督の映画3作目となる本作は、エッチな妄想で頭がいっぱいの中学生男子(平岡)が謎のシングルファーザー(草なぎ)と出会い、成長する物語。
草なぎは「愉快で笑えて泣ける映画。正直、最初に台本を読んだときは内容がほとんど分からなかったけど、直感的に“これは面白い役になる”と思ったので楽しんで演じることができた」と撮影を振り返った。
また、宮藤監督については「勝手ながら方向性が同じというか、琴線に触れるところが似ていると思っていた。ドラマでの共演やSMAPの楽曲の歌詞提供をしていただいたりと、いろいろとご縁があったので僕の中ですごく気になっていた」と話し「今回こうやってしっかり一緒にお仕事ができてうれしい。僕の新しい一面を引き出してもらえた」と感謝の言葉を述べた。
一方、主人公の中学生を演じた平岡は、宮藤監督について「前作(宮藤監督が脚本を書いた「11人もいる!」)のときはすごく優しい方だと思っていたけど、今回の撮影中は『今、本気出さなかったらいつ本気出すんだよ!』と、ほぼ毎日怒られていたので、今は怖いイメージがあります。それでも僕をリラックスさせるために、本番直前に『股間を触ってから挑め』とアドバイスを受けた」と明かした。
その現場にいたという草なぎは「拓真くん次第で作品全体が変わってくるのでお互い本気でしたね。拓真くんは本当に頑張ったと思う。“僕がこの年だったら恥ずかしくてできないな”というのを体当たりで演じていた。あれは2人の信頼関係があるからこそできたことだったと思う」と称賛した。
宮藤監督は「中学生ですからね。ビシッと言わないとなめられますから。(平岡の)プロフィールに『中学生円山』がずっと残っているかこれからずっとチェックしますよ。あいつ消しやがったな、ということがないようにね」と語り、会場の笑いを誘った。
主人公の父親であると同時に、彼の妄想の中で“キャプテンフルーツ”という正義の味方に変身する“二役”を演じた仲村は「台本は面白かったけど、そのときの衣装がどんなものか気になって、(オファーを受けることに)ちゅうちょはありました」と告白したが「演じてみて、意外とまだキレのある動きができるんだなと思った」とニヤリ。草なぎも「トオルさんらしからぬ格好だったので楽しませてもらいました」と絶賛した。
また、作品のテーマにちなみ“初恋エピソード”を聞かれた草なぎは「中学時代、好きな子がいましたね。とてもかわいくて学年で一番人気があるような女の子でした。でも、カッコいい男の子と付き合って、残念な悔しい思いをしたことを覚えています」としみじみ。「テレビに出ていることは有利にならなかった?」と突っ込まれると「ダメでした。僕よりもカッコ良くてスポーツ万能な男の子がたくさんいたのでかなわなかったですね」と苦笑いを浮かべながら振り返った。宮藤監督と仲村のほろ苦いエピソードも聞いた平岡は「大人の人も大変だな」と感想を述べ、会場を笑わせた。
映画は5月18日全国ロードショー。
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