2022/03/23
米カリフォルニア州と足並みをそろえて、米ロサンゼルス郡は屋内大型イベントでのワクチン接種証明の提示を取りやめると発表した。現地時間2022年3月18日、米カリフォルニア州公衆衛生局は、参加者が1,000人以上の大規模な屋内イベントに関するガイドラインを、ワクチン接種の証明や陰性検査の提示の義務付けから、新型コロナウイルスの安全対策を強く推奨する方針に変更すると述べた。
3月21日、米ロサンゼルス郡公衆衛生局は声明で、4月1日に州と足並みをそろえて大規模な屋内イベントにおけるワクチン接種の証明や陰性検査の提示の義務付けを撤廃すると述べた。屋外イベントについては、マスクの着用、ワクチン接種の証明、陰性検査の提示義務はすでに撤廃されている。
米ロサンゼルス郡は、新型コロナウイルスに関する複数の指標が低下し続けているため安全対策を求めないことになったが、米ロサンゼルス市はまだ同様の安全対策撤廃を発表していない。3月4日、米ロサンゼルスのエリック・ガルセッティ市長は、同市の公衆衛生指令に署名し、コンサート会場、映画館、スポーツ・アリーナなどの屋内では引き続きワクチン接種の証明を義務付けている。
米ロサンゼルス郡の屋内大型イベントにて、これまでの義務が撤廃されたというニュースと同時に、新型コロナの最新変異種BA.2が同地域で増加していることも発表された。リリースによると、変異種BA.2は2月末までに検査された検体で前週に比べて2%近く増加した。
米ロサンゼルス公衆衛生局は、「ロサンゼルス郡は、他の都市と比較して、BA.2に関連する症例の割合は低いものの、これは以前のウイルスの変異種に見られたのと同様のパターンであり、居住者はこのより感染力の強い変異種に関連する感染拡大のリスクを軽減するために備える必要があります」とリリースで述べている。
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