2022/03/18
米国のナンシー・ペロシ下院議長が、聖パトリックの祝日にあたる2022年3月17日にホワイトハウスで毎年恒例の“フレンズ・オブ・アイルランド”昼食会を主催し、『リバーダンス』のパフォーマンスを紹介する前に、当日にU2のボノから送られた詩を読み上げた。
ペロシ議長は、「私たちのほとんどにとって、いつも、アイルランドにいてもここにいても、どこであっても、私たちの生活の中でボノは非常にアイルランド的な存在であり続けています」と紹介してから詩を読み上げた。
「ああ、聖パトリック/彼は祈りで蛇を追い出したが、それだけでは済まない/煙と共に、心が壊れたときにそこに発生し潜む悪を象徴する/闇から生じた悪はある男たちに住み着いているが、悲しみ恐れており、その時こそ聖人が現れて再びあの古い蛇を追い出せるだろう」
「彼らは苦闘する、人類の狂人から私たちが自由になるために」とボノの詩は続き、「アイルランドの悲しみと痛みは/今はウクライナ/そして聖パトリックの名前は/今はゼレンスキー」という節でウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領を聖パトリックに例えている。
ペロシ議長は長年のU2ファンとして知られており、2014年にボノが【ゴールデン・グローブ賞】の<主題歌賞>を受賞した際に、ボノのことを“良き友人”と言ったこともあるほどだ。彼女は2019年に米ローリング・ストーンに対し、「私たちは夢中です。全てのコンサートに行っています。私はおそらく……まあ議会の誰よりも確実に多くのU2コンサートに行ったことがあるでしょうね」と語ったこともある。米ワシントン・ポストはかつて、ペロシ議長が少なくとも2006年以来、米ワシントンD.C.地区で行われたほぼすべてのU2公演に足を運んでいると指摘した。
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