2022年3月15日にカーディ・Bが、意外な音楽の趣味をTwitterで明かした。

　「こういう音楽はもう作られてないよね」と彼女が書いて投稿したのは、マイ・ケミカル・ロマンスの「アイム・ノット・オーケイ」（2004年）のミュージック・ビデオの一部だった。このMVは、ジェラルド・ウェイ率いる5人組が架空の高校の落ちこぼれ役として出演し、1989年の映画『ヘザース/ベロニカの熱い日』のようにクロケットの木槌で武装し、人気者たちと対決するという内容だ。

　この楽曲は、マイ・ケミカル・ロマンスの2枚目のスタジオ・アルバム『スウィート・リベンジ』からのリード・シングルで、「サンキュー・フォー・ザ・ヴェノム」、「ヘレナ」、「ザ・ゴースト・オブ・ユー」なども収録されている。

　マイケミについてカーディの意見に全面的に同意するフォロワーもいたが、すぐに話題を彼女自身の音楽に戻すフォロワーもいた。「カーディ、もうすぐエモの時代に突入するの？」と書き込んだファンもいれば、「以前音楽をリリースしていた頃のこと覚えてる？あれ懐かしいよ」と新曲を催促したファンもいた。

　そんなカーディは最近音楽以外のことで忙しくしているようだ。現在二人の子育て中の彼女は、先週生後6か月の息子の目の超拡大写真を公開して話題になったばかりだ。一方、長編映画『Assisted Living』の主演は、彼女の“過密な”スケジュールとの兼ね合いで中止となったと伝えられている。

　多くのファンが、2018年の『インヴェイジョン・オブ・プライバシー』に続くカーディの作品を待ち望んでいるが、彼女が発表した完全ソロ・シングルは、2021年3月に米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で1位を獲得した「Up」が最後だ。それ以降は、ノーマニ（「ワイルド・サイド」）やリゾ（「ルーマーズ」）ともコラボしているが、2022年に入ってからはまだ新曲をリリースしていない。