2022/03/16
2022年3月15日、コールドプレイのシングル「ピープル・オブ・ザ・プライド」のミュージック・ビデオが解禁された。
この楽曲の冒頭部分は、まるでマーベルのスーパーヒーロー映画のサウンドトラックのように勇ましいが、公開されたMVでは悪が支配する世界が示唆されている。ポール・ダグデール監督によるこの作品は、ロボットが支配するディストピアのネオン映像と、バンドのライブのモノクロ映像で構成されている。
このMVで使われているのは、2021年10月に米シアトルのクライメート・プレッジ・アリーナで行われた公演からの躍動的なライブ映像で、実質的には中米コスタリカでわずか3日後にキックオフする2022年のワールド・ツアー【ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ】の宣伝も兼ねている。ライブ映像の合間には、ブラックな工場で働く労働者を監督する邪悪な兵士、咆哮する電子虎、そして全てを監視する王冠をかぶった謎の独裁者の姿が次々と映し出される。
フロントマンのクリス・マーティンが、「自家製の鳩時計で時間を計っている男がいる/そして彼は俺らにその周りを行進させる。チクタク、チクタク、チクタク......」と歌い、彼が軍隊スタイルで行進するコンサート映像が、同じように行進するロボットのアニメーションに変化する。
「ピープル・オブ・ザ・プライド」は、昨年10月に発売されたコールドプレイの最新アルバム『ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ』に収録されている。このアルバムは、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で最高位4位を記録した。同アルバムに収録されているBTSとのコラボ曲「マイ・ユニバース」は、バンドにとって2曲目の全米No.1を獲得している。
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