2022/03/15 13:30
デュア・リパの「レヴィテイティング」が、2022年3月19日付の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で70週目のチャートインを記録し、女性による楽曲の史上最多週数記録を塗り替えた。1997年から98年にかけてリアン・ライムスの「ハウ・ドゥ・アイ・リヴ」が獲得した69週を更新した。
全アーティストを対象にしても、“Hot 100”チャートが発足した1958年8月以来70週以上を記録したシングルは、「レヴィテイティング」が史上5番目となる。ザ・ウィークエンドの「ブラインディング・ライツ」が、2019から21年にかけて90週という大記録を叩き出している。
「レヴィテイティング」は、2021年5月22日付のチャートでのNo.2が最高位だったものの、ロングヒットのおかげで2021年の米ビルボード年間チャートで首位を獲得した。TOP10に41週とどまったが、これは女性アーティストによる楽曲としては最多で、「ブラインディング・ライツ」の57週に次ぐ総合2位の記録でもある。
年間1位を獲得したデュア・リパは当時米ビルボードに対し、「一生懸命努力したので嬉しいですね、パンデミックにもかかわらず、そのせいでリソースが限られていたので特に。ですから、私にとってはありがたいことです。“レヴィテイティング"がビルボード・チャートで活躍するのは本当にシュールな感じです。あの曲は長い間私の赤ちゃんでしたので、それが世に出て、人々の反応があのようになるなんて……自分にとって本当に衝撃的なことなのです。全てに本当に、本当に、本当に感謝しています」と語っていた。
また、「レヴィテイティング」は、ワーナー・レコード史上最も長く“Hot 100”にチャートインしたヒット曲になった。
以下、“Hot 100”チャートで最も長くヒットした曲を紹介する。注目すべきは、60週以上を記録した20曲の内3曲が、3月19日付の最新チャートに登場していることだ。歓迎すべきことではないが、最近提起された2つの著作権侵害訴訟の対象として再び注目を集めている16位の「レヴィテイティング」に加え、グラス・アニマルズの「ヒート・ウェイヴス」がチャートイン60週目にして2回目の1位を獲得、ザ・ウィークエンド&アリアナ・グランデの「セイヴ・ユア・ティアーズ」が62週目で17位にランクインしている。
◎米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”に最も長くチャートインした楽曲
(週数、タイトル、アーティスト名、最高位、最高位チャートイン日付)
90週 「ブラインディング・ライツ」ザ・ウィークエンド、1位(4週)、2020年4月4日
87週 「レディオアクティヴ」イマジン・ドラゴンズ、3位、2013年7月6日
79週 「セイル」エイウォルネイション、17位、2013年10月12日
76週 「アイム・ユアーズ」ジェイソン・ムラーズ、6位、2008年9月20日
70週 「レヴィテイティング」デュア・リパ、2位、2021年5月22日
69週 「ハウ・ドゥ・アイ・リヴ」リアン・ライムス、2位、1997年12月13日
68週 「カウンティング・スターズ」ワンリパブリック、2位、2014年1月18日
68週 「パーティー・ロック・アンセム」LMFAO feat.ローレン・ベネット&グーンロック、1位(6週)、2011年7月16日
65週 「ローリング・イン・ザ・ディープ」アデル、1位(7週)、2011年5月21日
65週 「ユー・ワー・メント・フォー・ミー」/「フーリッシュ・ゲームズ」ジュエル、2位、1997年4月19日
64週 「ビフォア・ヒー・チーツ」キャリー・アンダーウッド、8位、2007年6月2日
62週 「セイヴ・ユア・ティアーズ」ザ・ウィークエンド&アリアナ・グランデ、1位(2週)、2021年5月8日
62週 「アイ・ホープ」ギャビー・バレットfeat.チャーリー・プース、3位、2020年11月21日
62週 「ホー・ヘイ」ザ・ルミニアーズ、3位、2012年12月29日
62週 「ユー・アンド・ミー」ライフハウス、5位、2005年8月27日
61週 「サークルズ」ポスト・マローン、1位(3週)、2019年11月30日
61週 「デモンズ」イマジン・ドラゴンズ、6位、2013年12月7日
60週 「ヒート・ウェイヴス」グラス・アニマルズ、1位(今週で2週)、2022年3月12日
60週 「ニード・ユー・ナウ」レディA(レディ・アンテベラム)、2位、2010年3月20日
60週 「恋のマカレナ」ロス・デル・リオ、1位(14週)、1996年8月3日
※2022年3月19日付の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”現在の記録
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