2022/03/12 11:00
今週の洋楽まとめニュースは、ジャスティン・ビーバーに関する話題から。米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で1位に輝いたジャスティンの最新アルバム『ジャスティス』を引っ提げたワールド・ツアーの日本公演が開催されることが決定した。来日公演は、2022年11月9日にバンテリンドーム ナゴヤ、11月12日に京セラドーム大阪、11月16日と17日に東京ドームにて行われる。ジャスティンの来日公演は、2016年8月に幕張メッセで開催された【パーパス・ワールド・ツアー】以来、6年ぶり4度目で、3大ドーム・ツアーの開催は自身初となる。ジャスティンは「6年経ったなんて信じられませんが、世界で一番好きな場所のひとつである日本に戻ることができて本当に嬉しいです!地球上で最高のファンと素晴らしい夜を4日もシェアできることに感謝すると共に、今から興奮しています!」と意気込みを語っている。来日公演のチケットは、3月12日午前10より販売開始となり、豪華VIPパッケージ・プランも限定で用意される。
ジャスティン・ビーバー、6年ぶりの来日公演が2022年11月に決定
アヴリル・ラヴィーンが、ニュー・アルバム『ラヴ・サックス』からブラックベアーをフィーチャーした楽曲「ラヴ・イット・ホウェン・ユー・ヘイト・ミー(feat. ブラックベアー)」のミュージック・ビデオを公開した。ブラックベアーはマシュー・タイラー・マストによるソロ・プロジェクトで、マイク・ポズナーとのユニット、マンションズとしても活動している。ミュージック・ビデオは、恋多き女として罪に問われたアヴリルが投獄されるも、牢屋の中で看守役となったブラックベアーとダンサーを携え、パフォーマンスを披露するという内容になっている。今回もドラマーとしてトラヴィス・バーカーが出演している。「ベイビーなんて呼ばないで あなたに嫌われるのって最高」と歌うアヴリルと「そう、君に嫌われるのって最高さ俺を消し去ってくれればいいのに」と返すブラックベアーのテンポの良い掛け合いにぐいぐいと引き込まれる楽曲が、コメディー・タッチの映像によってダイレクトに伝わってくる作品になっている。
アヴリル・ラヴィーン、牢屋でパフォーマンスするブラックベアーとのコラボ曲MV公開
スーパーオーガニズムが、2ndアルバム『World Wide Pop』を2022年7月15日にリリースすることを発表した。今回のアルバム発表とあわせて新曲「Teenager」も解禁されている。CHAIとピ・ジャ・マが参加した本楽曲は、思春期の情熱と感情を持ち続けることを称え、シニシズムを否定する。また、スチュアート・プライスをプロデューサーに迎えたことにより、ベッドルームから生まれた楽曲がIMAXスケールのインパクトを与えるというバンドの狙いが見事に表現されている。「Teenager」をはじめ、アルバム全体を通して、ミレニアム時代のエモーショナルなシンセサイザーと、不器用かつワイルドな奇妙さが融合され、スーパーオーガニズム特有の遊び心を損なうことなく、表現の質感が見事にアップグレードしている。さらに本アルバムでは、国際的なコラボレーターが多数参加しており、バンドの親しい友人であり、以前ツアーも共にしたCHAIとフランスのシンガーソングライター、ピ・ジャ・マの他に、ペイヴメントのスティーヴン・マルクマス、UKのオルタナティヴ・ヒップホップ・アーティストでラッパーのディラン・カートリッジ、そして日本からはもう一人、以前から親交の深い星野源が参加している。星野源とスーパーオーガニズムは、星野が2019年にリリースしたEP作品『Same Thing』の表題曲でもコラボしている。
スーパーオーガニズム、最新AL『World Wide Pop』に星野源/CHAIら参加
今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、グラス・アニマルズの「ヒート・ウェイヴス」がチャートイン59週目で遂に首位を獲得した。グラス・アニマルズは2010年にイギリスのオックスフォードで結成され、2012年にデビュー。米ビルボード・チャートに初めてランクインしたのは2014年で、地道な活動を経てこの「ヒート・ウェイヴス」でブレイクを果たした。同曲のヒットを受け、今年の4月に開催を予定している【第64回グラミー賞】では<最優秀新人賞>にノミネートされている。「ヒート・ウェイヴス」がリリースされたのは2020年6月で、1年9か月という長い期間を経て今週ようやく首位に到達した。初登場から首位を獲得した今週までのランクイン期間は59週で、2019年12月に35週でトップに立ったマライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」を大きく上回る、歴代最長記録を更新した。1位を獲得した曲としては59週が最長記録だが、1位を獲得していない曲を含めると、59週チャートインした歴代23曲目のタイトルとなる。
【米ビルボード・ソング・チャート】グラス・アニマルズ「ヒート・ウェイヴス」、チャートイン59週目で遂に首位獲得
そしてアルバムチャートでは、『ミラベルと魔法だらけの家』のサウンドトラックが8週目の首位をキープした。『ミラベルと魔法だらけの家』が今週獲得したユニット数は80,000(11%減少)で、そのうちアルバム・ストリーミングが68,000(11%減少)、アルバム・セールスが10,000(16%減少)、トラックによるユニットは2,000(10%減少)といずれも前週から10%以上数字を落としているが、2位以下とは2万以上の差をつけ8週目のトップに立った。週間ストリーミングは、今週も1億116万回と好記録を維持している。過去5年間で首位獲得週が8週を超えたアルバムは、昨年10週をマークしたモーガン・ウォレンの『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』(今週3位)と、2020年に同8週を記録したテイラー・スウィフトの『フォークロア』の3作のみで、次週9週目を獲得すれば単独2位に浮上する。続いて2位には、コダック・ブラックの新作『Back for Everything』が初登場。初動ユニット60,000の内訳、アルバム・ストリーミングが57,000、アルバム・セールスはわずか3,000で、全体のほとんどをストリーミングによるポイントが占めた。週間ストリーミングは、全19曲で8,400万回を記録している。
【米ビルボード・アルバム・チャート】『ミラベルと魔法だらけの家』サントラ8週目の首位、コダック・ブラック初登場2位
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