2022/03/09
伝説のソングライターとして知られるボブ・ディランが、ソングライティングという芸術と技術を徹底的に掘り下げた本を近日中に出版すると、出版社のサイモン&シュスターが2022年3月8日に発表した。
ディランが2010年から執筆していたという『The Philosophy of Modern Song』(現代歌謡の哲学)には、エルヴィス・コステロからニーナ・シモンまで、他のアーティストの楽曲に焦点を当てた60以上のエッセイが掲載されている。この本で彼は、「安易な韻の罠や、一音節の追加がいかに楽曲を衰退させるかを分析し、ブルーグラスとヘビーメタルの関連性まで説明している」とプレス・リリースに記載されている。本書には、150枚近い厳選された写真が掲載されており、一連のリフをまとめると、まるで詩のような構成になっている。
サイモン&シュスターのジョナサン・カープ社長兼CEOは、「ボブ・ディランの万華鏡のような素晴らしい作品の出版は、現代における最も偉大なアーティストの一人による歌の国際的な祭典となるだろう。“The Philosophy of Modern Song”は、ボブ・ディランにしか書けなかった作品だ。彼の考え(voice)はユニークで、彼の作品は歌やその歌に命を吹き込む人々に対する高い評価と理解、そして歌が私たち皆にとってどんな意味を持つのかということを伝えている」とコメントしている。
11月8日に発売される『The Philosophy of Modern Song』は、2004年に出版された『Chronicles, Volume One』以来のディランによる書き下ろし本となる。また、彼が39枚目のスタジオ・アルバム『ラフ&ロウディ・ウェイズ』を発表してからちょうど2年後のリリースとなる。
Announcing The Philosophy of Modern Song, a master class on the art and craft of songwriting and first book of new writing since 2004's Chronicles: Volume One, from Nobel Prize laureate Bob Dylan. Learn more and pre-order your copy here: https://t.co/RaKTisLl4w pic.twitter.com/614rbZOml8
— Bob Dylan (@bobdylan) March 8, 2022
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