Billboard JAPAN


NEWS

2022/03/03

ミュージカル映画『シラノ』、ヘイリー・ベネットの歌唱シーン捉えた本編映像公開

 ミュージカル映画『シラノ』の本編映像が到着した。

 現在公開中の同作の舞台は17世紀フランス。優れた詩を書く才能をもつフランス軍きっての騎士シラノは自身の外見に自信が持てず、想いを寄せるロクサーヌに心に秘めた気持ちをずっと告げることができないでいたが、ロクサーヌがシラノと同じ隊に配属されたクリスチャンに惹かれ、恋の仲立ちを懇願されたことから、愛情を言葉で表現する才能がないクリスチャンに代わってロクサーヌへのラブレターを書き始めるというあらすじだ。主人公の剣豪にして詩人のシラノ役をピーター・ディンクレイジ、シラノの親友であり思い人であるヒロインのロクサーヌ役をヘイリー・ベネット、ロクサーヌが片思いをする口下手なクリスチャン役をケルヴィン・ハリソン・Jr.が演じた。

 今回到着したのは、手紙をシラノが書いたものとは知らずにいたロクサーヌが、クリスチャンと2人きりになった際、手紙のような美しい言葉を交わせない彼に失望し、込み上げる感情を露にさせながら「I Need More」を歌う本編シーン。“愛してる”のシンプルな言葉では満たされない彼女の心の叫びが歌詞となっている。彼女の気持ちを取り戻そうとクリスチャンはシラノにうしろだてを頼み込み、見かねたシラノは彼と共に彼女の家に向かう。

 ヘイリーは舞台や映画で生歌を歌う経験はあったものの、今回の撮影で歌うためにボイストレーニングを行なったとのこと。「力強く歌うとか、正しい音を出す、と考える必要はないんだと感じた。自然体になって、キャラクターが感じていることを表現する自由があり、それが物語を前進させていく。ロクサーヌに対する私の思いを表現し、彼女が生きているように生きればいいと気づいた。それはすごく解放的だった」と明かし、「この作品は、観客を甘美で夢のような体験、壮大な愛の物語に引き込む。そして自分のことを見てもらいたい、
聞いてもらいたいと願う、欠点を抱えた人間についての共感できる物語」と語っている。

◎映画情報
『シラノ』
2022年2月25日(金)から公開
監督:ジョー・ライト
脚本:エリカ・シュミット
音楽:ブライス・デスナー&アーロン・デスナー
出演:
ピーター・ディンクレイジ
ヘイリー・ベネット
ケルヴィン・ハリソン・Jr.
ベン・メンデルソーン
配給:東宝東和

(C)2021 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved.

https://www.youtube.com/watch?v=zwxmKm1qliw

ACCESS RANKING

アクセスランキング

  1. 1

    <ライブレポート>ano「次に会う時まで必ず生きて」――ツアー追加公演完走、音楽でたどり着いた“絶対聖域”

  2. 2

    ロゼ&ブルーノ・マーズ、11/22大阪開催【MAMA】で「APT.」世界初披露へ

  3. 3

    【先ヨミ】timelesz『because』24.9万枚で現在シングル1位独走中

  4. 4

    <インタビュー>米津玄師 新曲「Azalea」で向き合った、恋愛における“距離”――「愛情」の源にある“剥き身の生”とは

  5. 5

    【ビルボード】ロゼ & ブルーノ・マーズ「APT.」総合首位、洋楽としては約11年半ぶりの快挙

HOT IMAGES

注目の画像