2022/02/28 10:40
小針俊郎の著書『ベニー・グッドマンとグレン・ミラーの時代』が3月3日に刊行される。
ジャズがアフリカン・アメリカンの民族、民俗文化的なローカリズムを脱して普遍性を獲得するためにはアフリカ系以外の人種民族が関与するスウィングという歴史時間が必要で、それは人種差別との闘いでもあった。現在では「スウィング」は「ジャズ」とは別の音楽だと思われているが、「スウィング」がなければ「ジャズ」はアフリカンアメリカンという一部の人々のローカルな音楽でしかなかった。そしてアフリカンアメリカンの音楽を白人が取り入れることには、否応なく、人種という大きな壁が立ちはだかる。
同書では「スウィング」の成立過程を通して、アメリカの文化、文明にまで言及している。
◎書籍情報
『ベニー・グッドマンとグレン・ミラーの時代』
2022/3/3 RELEASE
2,970円(tax in.)
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