2013/03/21
南流石(cho,motion)、大塚 愛(vo)、佐藤タイジ(g,vo,cho)、森俊之(key)、Watusi(b)、沼澤尚(dr)によるスーパーバンド Rabbit。3月19日 SHIBUYA-AXにて【Rabbit Live Tour 裸Beat 2013】最終公演を開催した。
<大塚 愛 生足にハイヒール「愛ちん」ではなく「愛さん」>
絶賛発売中の1stアルバム『裸人』(らびと)を携えた同ツアー。まずは森俊之、Watusi、沼澤尚といった超一流ミュージシャンによるビート、グルーヴに合わせてダンサー(motion)たちが踊りまくり、南流石、大塚 愛、佐藤タイジの登場でもって会場はさらにヒートアップ。スタッフによると、衣装は各メンバー自由だったそうだが、最終公演では大塚 愛が生足にハイヒールという、色気の増した姿で一際目を引く。また、今までの通称「愛ちん」ではなく「愛さん」「姐さん」と呼ばせたり、楽しげにギターを弾き出したりと、ソロとは違うモードでライブを楽しんでいた。
<「さらにさらに奥まで行くぅ~!? ラビコ、ラビオ~!!」>
そんな何かと自由なRabbitライブは、南流石いわく“超参加型ライブ”となっており、最初のMCから「新人バンドRabbitの! 1stアルバム『裸人』による! 1stツアー 裸Beat!」と、いきなりコール&レスポンスを展開。観客の心を開いたところで、オリジナルはもちろん、ブロンディ「Heart of Glass」やプライマル・スクリーム「Rocks」のカバーも挟みながら、「さらにさらに奥まで行くぅ~!? ラビコ、ラビオ~!!」と、各メンバーのファンが集ったカオティックな空間を揺らしていく。
<佐藤タイジ「次の子供たちが自由に踊れる場所を」>
本編終了後には、佐藤タイジが「ダンス規制法の見直しを求める請願」への署名を求めるべく、クラブや社交ダンス場が風営法で潰されている現状を説明。さらには「我々の世代がおかしなルールをひとつずつ変えていかないと、未来が見えなくなる子供たちが増える。次の子供たちが自由に踊れる場所を確保しておきましょう」「“我々は自由だ!”ということを1人1人が大声で言わないと、自由になれない時代が来てる」と、警鐘を鳴らした。
<Rabbitの活動は今後も続いていくことを示唆>
アンコールでは、4月スタートのtvk『みぶりてれび』にて「HoloHolo」が、なんと1年にわたってオンエアされると報告。さらにテレビ東京『ソロモン流』のカメラが入っていることも伝え、新曲「Lady Baby」まで披露。ツアー終了後もRabbitの活動は精力的に続いていくことを示唆した。最後は、大塚 愛がストーリーテラー風に各メンバーと出逢ったときのことを振り返り、全員のモチベーションを最高値まで引き上げたところで「ローリン アース ストーン ~地球を転がせ~」を。各位が自由に音楽を鳴らし、その渦の中で踊り続け、終演後も観客が「Rabbit!」と延々と叫び、帰らないほどの熱狂を生んでいる。
取材&テキスト:平賀哲雄
◎ライブ【Rabbit Live Tour 裸Beat 2013】
03月19日(火)SHIBUYA-AX SET LIST:
00.Opening
01.ドーナツスポット
02.時の彼方
03.UNLOVE
04.MOONLIGHT
05.Heart of Glass(ブロンディ カバー)
06.泡ガール
07.半熟たまご
08.RUNWAY
09.Rocks(プライマル・スクリーム カバー)
10.Nikki
11.HoloHolo
En1.Lady Baby(新曲)
En2.ローリン アース ストーン ~地球を転がせ~
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