2022/02/27
2022年2月28日付のBillboard JAPAN週間“Top Singles Sales”で、≠ME『チョコレートメランコリー』が69,012枚を売り上げ、1位を獲得した(集計期間2022年2月14日~2022年2月20日)
『チョコレートメランコリー』は、指原莉乃がプロデュースを手掛ける女性アイドルグループ≠MEの3枚目のシングルで、作詞も指原莉乃が担当、センターポジションは冨田菜々風が務めた。≠MEはデビュー作『君はこの夏、恋をする』が最高3位、セカンドシングルの『まほろばアスタリスク』が最高2位と着実にランキングを上げてきたが、3枚目の本作で初の首位獲得となった。
ここでは『チョコレートメランコリー』と、過去作の販売動向をSoundScanJapanのデータを使用し調査してみた。まず、≠MEが発売した3作の初週販売枚数と、2022年2月20日までの累計販売枚数をグラフ化したものが図1(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/109311/2)である。
初週販売枚数を比較すると、『君はこの夏、恋をする』が52,389枚、『まほろばアスタリスク』が65,951枚、『チョコレートメランコリー』が69,012枚と、ランキングだけでなく販売枚数も着実に伸ばしている事がわかる。また、過去2作については累計販売枚数も伸ばしている事から、『チョコレートメランコリー』も更に販売枚数を伸ばす事が予想される。
次に、≠MEが発売した3枚のシングルの初週の地域別の実店舗での販売比率をグラフ化したものが図2(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/109311/3)である。また、一般的なシングルの地域別の販売比率と比較するため2022年に販売されたシングルの地域別の販売比率を全シングルとしてグラフに追加している。3作共通の傾向としては、関東地方の比率が圧倒的に高く、他の地方での比率が低い事があげられる。特に今作については、関東地方の比率が73.8%と過去2作よりも上昇しており、関東地方で人気を得ている結果販売枚数を伸ばしている様だ。また、近畿地方については全シングルと比較すると低いものの、『君はこの夏、恋をする』が5.8%、『まほろばアスタリスク』が6.3%%、『チョコレートメランコリー』が7.0%と、作品を出す度に販売比率を伸ばしており、関東圏以外でも人気が上がっている兆しを見せている。
現在は関東地方中心にした人気だが、これから近畿地方をはじめとした他の地方でも知名度が上がって行けば更なる飛躍が見込めるだろう。今後の彼女たちの活躍に期待したい。
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