2010/07/24
それは“ヒッチコックの映画か?”などと、ジョークを言っている場合ではない状態だった。7/23(金)の晩にセントルイスのVERISON AMPHITHEATERで行われたKINGS OF LEONのコンサートが、同会場の屋根の垂木部分に住む鳩の大群が放った容赦ない“フン爆弾”によって、演奏が短縮されるという異例の事態に陥ってしまったのだ。
すでにオープニングを務めたTHE POSTELLESとTHE STILLSが、ステージから降りた時に鳩のフンまみれの状態であったのを目の当たりにしていたKINGS OF LEONのメンバーたちだったが、ファンをガッカリさせないためにも敢えて演奏を断行した。
メンバーの1人JARED FOLLOWILLは、のちにバンドが出した声明文の中で「演奏を終えたTHE POSTELLSとTHE STILLSの姿を見た時は、本当に信じられなかった。でもショーをキャンセルすることは避けたかったので、パフォーマンスを敢行することにした。何とか演奏しようと努力をしたが、何とも奇妙な出来事だった」とコメントしている。
しかし3曲ほど演奏したところで、フンの一部がベーシストの口元付近に投下された瞬間には、ショーを終えるまでには被害が甚大なものになると判断。時間を短縮する事態となった。
すでにプロモーターのLIVE NATIONは、このセントルイスでのコンサートに行ったKINGS OF LEONファンは、7/26(月)よりチケット購入代金と同額の払い戻しが受けられることをアナウンスしている。一方、バンドはその後予定どおりシカゴでのライヴを行い、鳩が許してくれる限りツアーを続行する。
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