2013/03/21 18:25
Kiss FM KOBEの人気番組『Kiss MUSIC PRESENTER』でDJも務めている、魅惑の美人ボーカリスト 藤原岬率いるアカシアオルケスタ。3月20日 3rdフルアルバム『ヒョウリイッタイ』をリリースした。
ギターレスのピアノロックバンドとして、ジャズからテクノポップまで取り入れながら、光と闇の両方を打ち出してきたアカシアオルケスタが、そのスタイルのひとつの完成形とも言える、自身最高傑作『ヒョウリイッタイ』を制作。インディーズでありながらも、今作を機にアンダーグラウンドからメインストリームへと飛躍しそうな気配を漂わせている。そんな今後各所で目や耳にするであろう同バンドとその新作について、藤原岬が語った。
<この4人ならもうギタリストは要らない>
--そもそもどういった経緯で結成されたバンドなんでしょうか?
藤原岬:私がソロ活動をしているときに北川(dr)と佐野(b)がサポートミュージシャンとして入ってくれていて、彼等のプレイが好きだったのと組みたいバンドのコンセプトにハマっていたので、私が声をかけました。ピアニストとギタリストを探していたある日、北川と西村(key)が各々別のシンガーのサポートミュージシャンとして対バンし、西村のプレイスタイルを見た北川から私にすぐ電話がかかってきて、「宇宙人みたいなヤツを見つけた!」と。私は「すぐ確保しなさい」と言いました(笑)。数日後、4人でスタジオに入り初セッションをしましたが、終始西村は、喋らない/笑わない/楽しそうにも見えない、だったので『こりゃ、入る気ないな』と、ダメもとで「とりあえずサポートとしてでもいいんだけど、どう?」って言ったら「いや、正式メンバーで演ります。」と返ってきて、『どないやねん!』と思いました(笑)。面白い子だなと鮮明に覚えています。そしてこの4人ならもうギタリストは要らない、と今のカタチが出来ました。
--ニューアルバム『ヒョウリイッタイ』のコンセプトを教えてください。
藤原岬:コンセプトは光と影。光が強ければ、それだけ影は色濃く伸びる。喜びと悲しみ、楽しみと苦しみ、笑顔と涙……誰もがくり返し、時には深い闇に飲み込まれそうになりながらも光に向かって生きていく。どちらの側面もさらけ出そうと思いました。そしてそれらすべては表裏一体であるんだと。
--その仕上がりにはどんな印象や感想を?
藤原岬:そんな光と影を、歌詞、サウンド、アートワークすべてにおいてアカシアオルケスタらしく表現出来たと思います。過去イチです!
<私の理想をアカシアオルケスタに……>
--今作には「スーパースター」なるナンバーを収録していますが、藤原さんが敬愛するスーパースターと、そのスーパースターを敬愛する理由も教えて下さい。
藤原岬:今作の「スーパースター」は、他の誰かじゃなく君自身がスーパースターなんだよ、と書いた曲なんですよね。なので私のスーパースターというのはちょっと難しいのですが、、うーんと……憧れとしてアスリートは凄いなと思います。自分の身一つで戦い続ける。その一戦、わずかな時間にこれまで費やした計り知れない時間と気持ちを乗せ、プレッシャーを超えてく集中力。そしてちゃんと勝敗がつく潔さ。在り方すべてが美しいです。芸術に勝敗は無いですしね。
--ちなみに藤原さんにとってこのバンドを、音楽を続けている要因って何だと思いますか?
藤原岬:好きだから。そして私の理想をアカシアオルケスタのボーカリストに見出して投影させ追いかけているんだと思います。
--それでは、最後にアカシアオルケスタの野望、夢を教えてください。
藤原岬:それは、今後のアカシアオルケスタを見ていて下さい!
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