2022/02/22
【湯山昭の音楽 What The World Needs Akira Yuyama】に寄せられたコメントが到着した。
「おはなしゆびさん」「あめふりくまのこ」「お菓子の世界(153重版を誇るピアノ曲集)」といった童謡から器楽曲「マリンバとアルト・サクソフォーンのためのディヴェルティルメント」「ゆうやけの歌(伝説の男声合唱曲)」「葡萄の歌」などの合唱曲などで知られる湯山昭。3月27日に東京オペラシティ コンサートホールで開催される同公演は湯山のトリビュートコンサートで、新垣隆、林正子、上野耕平、池上英樹、福田廉之介、ロー磨秀、THE LEGENDらが出演する。選曲・プロデュースは湯山玲子。
コメントを寄せたのは、坂本龍一、岩井俊二、沼尻竜典。
◎坂本龍一 コメント
湯山昭の音楽は、フォーレ、ラヴェル、プーランクの音楽を正統に継承したものだ。しかも常に明確なメロディーとウィットに富んだ変奏があり、器楽曲さえもとても親しみやすい音楽になっている。
◎岩井俊二 コメント
昔から僕の中で雨とは好ましい天気で、鬱とは好ましい精神状態だなのだが、その起源を辿るとなぜか頭の中で湯山昭の童謡「あめふりくまのこ」が流れてくる。
幼少期に与えられたこのメランコリックな情緒。
僕はいまだに雨の中、見えない魚を待ってるかのような気分になる。
◎沼尻竜典 コメント
小学校時代に憧れた作曲家はモーツァルトでもベートーヴェンでもなく、湯山昭だった。在籍していた湯山夫人主宰の「こどもの国合唱団」で歌った「四国の子ども歌」「鮎の歌」「駿河の歌」などは、ピアノパートも必死に練習した。「湯山先生のような曲が書きたい!」と作曲の真似事を始めたのもこの頃だ。
「マリンバとアルト・サクソフォーンのためのディヴェルティメント」のレコーディングを、父と一緒に特別に見学させていただいた事は忘れ難い。ディレクター、作曲家、奏者の間の火花の散るようなやり取り、休憩時間に交わされる彼らの雑談…何もかもが子供心に大きな刺激となった。
これらの経験が、現在の私の音楽活動の礎となったことは間違いない。今もって久我山に足を向けては寝られないでいる。
◎イベント情報
【湯山昭の音楽 What The World Needs Akira Yuyama】
2022年3月27日(日)東京オペラシティ コンサートホール
出演:
新垣隆
林正子
上野耕平
池上英樹
福田廉之介
ロー磨秀
THE LEGEND
ナビゲーター:湯山玲子
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像