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2022/02/16

【コーチェラ】と【ステージコーチ】、マスク着用義務などの安全対策を撤廃

 今年の【コーチェラ】および【ステージコーチ・ミュージック・フェスティバル】では、参加者にワクチン接種証明書や新型コロナウイルスの陰性証明書の提示を求めないことになった。4月に米カリフォルニア州で開催される両フェスティバルでは、マスク着用の義務はないが、砂埃のためにフェイス・カバーをすることを推奨している。

 現地時間2022年2月15日、2週末連続で開催される【コーチェラ】の後に米インディオにあるエンパイア・ポロ・クラブで行われる【ステージコーチ】は、地域のガイドラインに沿って参加条件を更新するとSNSに投稿した。同フェスティバルのウェブサイトの健康と安全のページでは、公共の場では伝染病にさらされるリスクが内在しており、参加者が新型コロナウイルスに感染しないことをイベント側は保証できないと説明している。「フェスティバルに参加することで、参加者は自らの意思によって新型コロナウイルスに関わる全てのリスクを負う」とサイトには記載されており、濃厚接触者は地域とCDCのガイドラインに基づき自己隔離を行う必要があるとしている。同じ安全ガイドラインが【コーチェラ】のウェブサイトにも掲載されているが、【コーチェラ】は新型コロナウイルス関連の対策を講じないことをSNSアカウントに投稿していない。

 両フェスティバルとも、連邦や地域の命令、アーティストやプロモーターの指示により、安全ガイドラインが、いつでも変更される可能性があることを明確にしている。これらの変更は、収容人数の制限、ワクチン接種の条件、その他の安全対策などの形で実施される可能性がある。

 フェスティバルの安全対策の欠如は、同フェスティバルのプロモーターの親会社であるAEGプレゼンツのガイドラインとは対照的である。同社が所有・運営するフェスティバル、会場、イベントでは、ワクチン接種完了の証明書の提示を義務付けている。

 【コーチェラ・ミュージック・アンド・アート・フェスティバル】は、今年4月15日から17日と4月22日から24日の2週末にわたって開催され、ビリー・アイリッシュ、ハリー・スタイルズ、カニエ・ウェストがヘッドライナーを務める予定となっている。通常、各週末に125,000人が参加している。

 【コーチェラ】に続いて、4月29日から5月1日に開催される【ステージコーチ】は、近年規模を拡大し、8万人を収容できるフェスティバルとなった。今年は、トーマス・レット、キャリー・アンダーウッド、ルーク・コムズがヘッドライナーとして出演する。

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