2013/03/21 18:50
ジェイ・Zが主宰するレーベル、ロック・ネイションから満を持してデビューし、既に全英チャートでは3度の1位をマーク、ビルボード・ジャパン洋楽チャートでも1位を記録したシンデレラ・ガール、リタ・オラの初となる東京公演が、渋谷duo MUSIC EXCHANGEにて3月18日に開催された。
世界的に活動するファッション・アイコンの公演ということもあり、東京の今をリードするカラフルでキュートな女子達が目立つ会場。「リタ~」と言う黄色い声援が上がる中、トレードマークのレッドのルージュ、ブロンド・ヘアーをなびかせ、新進気鋭のロンドン出身デザイナー、Natalia Kautによる袖にターコイズのリボンをあしらったキュートなドールフェイス・ワンピースをまとったリタがステージに登場。先日、日本でリリースされたばかりのデビュー作『オラ』から「Radioactive」「Facemelt」、さらにJ.コールをフィーチャーしたことで話題となった「Love And War」を立て続けに披露し、スタートから3曲余りで観客のヴォルテージはMAXに。リタをサポートする4人のバンド・メンバーも彼女の迫力ある抜群の歌声に負けじとタイト&パワフルな演奏で魅せる。
自由にステージを動き回り、渡されたキャップを被るなど楽しそうにファンと積極的にコミュニケーションを取る等身大な姿も好印象。ライブ中には2度の衣装替えを行い、ロンドンバスをイメージした赤いコートとバッグでキッチュに、後半では黒いフェザージャケットでシックにきめ、ロンドンの新世代ファッション・アイコンと名高い彼女らしいいで立ちで会場につめかけたファショニスタ達をも魅了した。
「私はラッパーではないけれど、彼の詞にはとってもインスパイアされているの。」とノートリアスB.I.G.の名曲「Mo Money Mo Problems」「Hypnotize」をバンド・メンバーも前へ出て来て全員でダンスしながらメドレー形式で披露。そして彼の93年の大ヒット「Party And Bull**it」をサンプリングした「How We Do (Party) 」のイントロが始まると会場の熱気は最高潮に!観客とのコーラス部分のコール&レスポンスもバッチリ。そしてラストは、彼女の人気を不動のものにしたタイニー・テンパーをフィーチャーした「R.I.P.」を熱唱し、拍手が鳴り止まない中、ステージを後にした。
1時間弱という短いセットとはなったが、エレクトロ、R&B、ロック、ヒップホップなど様々なジャンルに影響された最新のサウンド、確かな歌唱力、さらに「Uneasy」ではフロアタムをパワフルに叩くなど、さすがあのジェイ・Zをも唸らせた彼女の多才な魅力を十分に味わえる充実のライブとなった。
【Rita Ora セットリスト】
2013.03.18 渋谷duo MUSIC EXCHANGE
01. Radioactive
02. Facemelt
03. Love and War
04. Hot Right Now
05. Been Lying
06. Shine Your Light
07. Roc Da Life
08. Uneasy
09. Fall In Love
10. How We Do (Party)
11. R.I.P.
Photo: Kayoko Yamamoto
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