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2022/02/11

映画『ブルー・バイユー』、アリシア・ヴィキャンデルが歌唱する本編映像が公開

 現在公開中の映画『ブルー・バイユー』の本編映像が到着した。

 韓国で生まれ、3歳の時に養子としてアメリカに連れてこられたアントニオは、シングルマザーのキャシーと結婚し、娘のジェシーと3人で貧しいながらも幸せに暮らしていたが、細なことで警官とトラブルを起こし逮捕される。30年以上前の養父母による手続きの不備で移民局へと連行され国外追放命令を受けてしまい、家族と決して離れたくないがためにある決心をする。

 監督・脚本・主演をジャスティン・チョンが務め、アリシア・ヴィキャンデル、マーク・オブライエン、リン・ダン・ファム、エモリー・コーエンが出演した。

 公開された映像は、アリシア・ヴィキャンデル演じるキャシーがタイトルにも起用された名曲「ブルー・バイユー」を歌唱するシーン。アントニオの友人でベトナム移民のパーカーに招かれたホームパーティーで、司会者に逆指名されたキャシーが「悩み事があって元気をなくしてた。私はいつも独りぼっち。大切な人を残してきたの。あの青い入り江(ブルー・バイユー)に」と、まるで強制送還の危機に瀕するアントニオとキャシーの気持ちを代弁するような歌詞を歌い、目を潤ませるキャシーと、そんなキャシーの歌う姿を呆然と見つめるアントニオの姿が映し出されている。

 「ブルー・バイユー」は、1963年にロイ・オービソンが発表し、リンダ・ロンシュタットのカバーで知られる。今回、このシーンのためにアリシア・ヴィキャンデルは特訓したらしく、現在はカラオケの新しい定番曲になっているという。映画の完成後、偶然ハワイに居合わせた夫のマイケル・ファスベンダーとジャスティン・チョン監督、アリシア・ヴィキャンデルで落ち合ってカラオケに行った際には、ジャスティンにこの曲を無理やり歌わせ、「わあ、本当に難しいね!」と言われたヴィキャンデルが「そうよ、言ったでしょ!」と言い返したというエピソードも語られている。


◎映画情報
『ブルー・バイユー』
現在公開中
監督・脚本:ジャスティン・チョン
出演:
ジャスティン・チョン
アリシア・ヴィキャンデル
マーク・オブライエン
リン・ダン・ファム
エモリー・コーエン
配給:パルコ

(C)2021 Focus Features, LLC.

https://youtu.be/ue6GEalfxmo