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2022/02/06

稲場愛香(Juice=Juiceサブリーダー)単独インタビュー公開! 激動の日々語る「ファンの方にはしあわせな気持ちになってほしいんです」

 2021年11月24日に開催された横浜アリーナ公演で金澤朋子も卒業し、結成時メンバーが5人から1人となり、大きな転換期の真っ只中に在るJuice=Juice。この重要なタイミングで、今後のグループを新リーダー・植村あかりのもと牽引していくキーマンになるであろう、表現力豊かなパフォーマンスとキャラクターで人気の稲場愛香への単独インタビューを敢行した。

 2021年末に発売されたインタビュー本『IDOL AND READ 029』では、幼年期からハロー!プロジェクトに加入するまでの半生、そして、療養による活動休止やカントリー・ガールズ卒業、それに対する心ない言葉に傷つきながらも復帰し、J=Jへ加入して奮闘するまでのアイドル人生をまっすぐ語ってくれた彼女。今回のインタビューでは、その続編とも言える、J=Jメンバーとしての物語と想いをより深く語ってもらった。

 大きな試練となった初の横アリーナ単独公演、偉大な先輩たちの卒業で気付かされた現実、J=J電撃加入から約3年半の戦い、新体制における「メンバーの気持ちに寄り添える先輩でいたい」という自分の在り方、これからのJ=Jと稲場愛香について等々。いずれも必読の内容となっているので、ぜひご覧頂きたい。

◎稲場愛香(Juice=Juiceサブリーダー)単独インタビュー

<先輩たちの卒業──大きな試練となったJ=J初の横アリ>

--先日発売された『IDOL AND READ 029』では、自身の生い立ちについてがっつり語って頂きましたが、今回はJuice=Juiceメンバーとしての稲場愛香をフォーカスする形でお届けできればと思っております。

稲場愛香:ありがとうございます!

--まずは、2021年11月24日に開催された【Juice=Juice Concert 2021 ~FAMILIA~ 金澤朋子ファイナル】について伺わせて下さい。稲場さんにとってどんなコンサートになりました?

稲場愛香:金澤さんはアイドルとして必要な、親近感に繋がる不完全な部分も持っている方だと思うんですけど、パフォーマンスの面だったり、グループを引っ張っていく立場としては本当に完璧な方ですし、ファンの方々もそういう印象だと思うんですよね。その完璧な金澤さんの卒業コンサートだから「完璧にしなきゃいけない」プレッシャーがかなりあって。当然ながら金澤さんも本気で臨んでいる状態でしたから「それに付いていかなきゃ」という想いもありましたし、新メンバー3人(有澤一華、入江里咲、江端妃咲)が加入してから初めての大きな単独コンサートでもあったので、そういう意味でも緊張感が物凄いステージでしたし、リハーサルからしていまだかつてないタイトな公演だったんですよね。

--しかもJuice=Juice初の横浜アリーナ公演でしたし、様々な期待に応えなきゃいけないシチュエーションでしたよね。

稲場愛香:1年前に宮本佳林さんの卒業コンサートを武道館でやらせて頂いたときも「卒業公演だし、コロナ禍の中で久々の単独コンサートだし」といった面で凄い覚悟が必要だったんですけど、今回は心境的にそれ以上のプレッシャーがあって「あれ、去年ってこんなに苦戦していたっけ?」と思って。特に歌の面。2020年に開催された名曲をソロ歌唱するカバーコンサート【~The Ballad~】を経てから「少しはステップアップしたかな」と思ったり、歌の上手い段原瑠々ちゃんからも「まなかん、歌うまくなったよ」って言ってもらったりして、少し自信を持った状態で歌えるようになっていたんですけど、この1年で宮本佳林さんと高木紗友希さんが居なくなって、金澤さんも卒業されることになって、重要なパートの歌割りが増えたことによって、自分のまだ実力が足りていない部分を突き付けられてしまったんですよね。

--なるほど。先輩たちが相次いで卒業したことで、稲場さんが担わなきゃいけない要素がどんどん増えていき、それゆえにプレッシャーも倍増してしまったと。

稲場愛香:去年まで私が何とか立ち回れていたのは、Juice=Juiceの基盤を支えて下さっている方々が多かったからだったんですよね。それでリハーサルの期間は「どうしよう、自分が思い描いた通りに歌えない」と本当にすごく悩んで。私は力んでしまうクセが元々あって、それもちょっと改善されてきたと思っていたんですけど、ディレクターさんに「力入ってるよ、もうちょっとこうしたらいいよ」とアドバイスして頂くのですが……「もう、これ以上どうしたらいいんだろう?」みたいな。スランプじゃないですけど……難しい期間だったなと思います。あと、横浜アリーナや日本武道館みたいな大きい会場ではイヤモニを使うんですけど、私、イヤモニがちょっと苦手で。歌割りが増えたことで、初めて歌うパートを初めてイヤモニで歌うこともすごく難しくて、声を出してみないとどんな音程や声質で歌っているか耳に入ってこないので、その不安も大きかったですね。

--不安要素のオンパレードじゃないですか。

稲場愛香:そうなんですよ(笑)。それでもなんとかちょっとずつ改善していって本番を迎えることが出来たんですけど、前日は本当に眠れなくて。金澤さんの卒業公演なのに「私が卒業するのかな?」と思うぐらいソワソワしちゃって。でも、会場入りしてみたら、広い会場だからこその反響音がイヤモニ越しにちょっと入ってきて、私はそれがあったほうが歌いやすいタイプなので、本番のほうが気楽に歌えたんですよね。おかげでステージに集中することができました。

<J=J加入からの約3年半「常に何かと戦いながら活動してきた」>

--そんな不安な日々との戦いを乗り越えた甲斐もあって、Juice=Juice初の横浜アリーナ公演は大成功を収めました。金澤さんの最後のスピーチも感動的でしたよね。手紙を読まずにメンバー各期への想いを語っていく様は、実に金澤朋子らしいなと感じました。

稲場愛香:私も「金澤さんだなぁ」と思いました。リハーサルで「ここでかなとものスピーチがあります」と段取りだけは聞いていたんですけど、本番のその瞬間が来たら手紙も持たずに粛々と話し始めて、それぞれへのメッセージも含めて完璧すぎて……凄いなと思いましたし、私と瑠々ちゃんとれいれい(井上玲音)へ「Juice=Juiceを支えてくれて本当にありがとう。3人の努力は必ず報われます」と語ってくれた瞬間はグッと来るものがあって。前日のブログでも私に対して「もっと自信を持って、本当に凄いんだから」というようなメッセージをくれたりしていて勇気付けられましたし……本当に凄い人ですよね。あの日はいろんな意味で「綺麗だなぁ」と思いながら金澤さんを見ていました。Juice=Juiceの中では、宮崎さん(宮崎由加)がお母さんで、金澤さんはお父さんみたいな立場だったんですけど、あの日の金澤さんは聖母マリア様のようで「なんて神々しいんだ」と。

--そんな金澤さんの卒業後はどんな心境で活動していますか?

稲場愛香:金澤さんの卒業コンサートのリハーサルから感じてはいたんですけど、自分自身の立ち位置がどんどん重要な位置になってきていて、ハロー!プロジェクトに加入した順で言うと、植村あかり(新リーダー)さんの次が私なんですよね。なので、プレッシャーはあるんですけど、常に上を目指して活動してきていましたし、下であればあるほど性格的にペコペコしてしまうタイプなので、今のほうが自分らしさは出せるなと思っているんです。あと、いまだに「Juice=Juiceの稲場愛香がしっくり来ない」みたいな意見もあるんですけど、カントリー・ガールズより長くJuice=Juiceに在籍しているので、そろそろ認めてもらえるのかなと思ったり、リーダーになられた植村さんの次ということもあって「支えていかなきゃ」と思ったり、植村さん特有のリーダー像があると思うんですけど、そことは別の「稲場愛香はここが得意だよね」と世間から思われている部分で後輩たちにアドバイスしたり、パフォーマンスやトークの面で引っ張っていける存在にならなきゃいけないなと思っています。

※このインタビューの数日後【Hello! Project Year-End Party 2021 ~GOOD BYE & HELLO ! ~】にて稲場愛香は段原瑠々と共にJuice=Juiceサブリーダーに任命された。

--2018年のJuice=Juice電撃加入から今の立ち位置に辿り着くまでの約3年半は、振り返ってみるとどんな日々だったなと思いますか?

稲場愛香:……振り返る系の話になると涙腺が緩んでしまうんですけど(笑)、Juice=Juiceに加入した時は本当に大変でした。世間的なイメージとしては「復帰するならカントリー・ガールズだよね」と思われている所もあったみたいで(※2016年8月カントリー・ガールズ卒業)、ソロ活動を経て急にJuice=Juiceのメンバーに加入が決まったので、色々なご意見がありました。たしかに、私も何も知らずに表面上だけ見ていたら「何かあるんじゃないか」と思うかもしれないんですけど、特別なことは何もないですし、色々な噂も聞かれましたが、特別なことや悪い噂になったことは全くなかったので、そこは分かってほしいなと思っていましたね。私自身も、突然「今日からJuice=Juiceに加入」と言われてよく状況が掴めないまま加入して、でもやらなきゃいけないことが山積みで、今思えばデビューしてから2度目の大変な時期だったなって思います。

--1度目は療養の為の活動休止~カントリー卒業の時期ですよね。

稲場愛香:そうですね。カントリーを卒業しなければならない状況になった時期がいちばんツラかったんですけど、復帰してJuice=Juiceに加入することになった時期が2度目の試練。今より私のファンの方はもちろん少なかったと思いますし、その中でモチベーションを保つのが大変で「どうしよう?」みたいな。あと、私はひとりで加入することになったので、ステージの立ち位置が元々出来上がっているオリメン(オリジナルメンバー/宮崎由加、宮本佳林、高木紗友希、金澤朋子、植村あかり)さんとシンメ(シンメトリー)のやなるる(梁川奈々美、段原瑠々)がいて、私はセンター割のいちばん後ろのポジションがほとんどだったんですよ。私がそこに入れば、他は変えずに済むのですが、私は背が小さいので見えずらいシーンが多々あったので、どうやって工夫するか葛藤がすごくありました。

--あらゆる面で悩まれていたわけですね。

稲場愛香:でも、メンバーの卒業と加入を繰り返していくうちにいつの間にかこういう位置に来ていて。例えば、歌い出しを任せて頂いたり、宮本さんが担っていた重要なパートが私にまわってきたりして、それはもちろん嬉しいんですけど、今までとはまた違うプレッシャーもありますし。常に自分自身とはもちろん、何かと戦いながら活動してきた日々だったなと思います。

<メンバーの気持ちに寄り添える先輩でいたい>

--『IDOL AND READ 029』のインタビューで、活動休止時の心境について語って頂いたじゃないですか。いろいろ誤解されて心ない言葉に傷ついたりもしたけれど、でも「だからこそ、それで本当に終わりにしたくないなと思って、ずっと北海道で療養しながら活動再開の日を目指してきたんです」と仰っていましたよね。その経験があったからこそ、何があろうとここまで頑張って来れたところもあるんじゃないですか?

稲場愛香:そうなんですよ!「もう後には引けないぞ」っていう。いろいろ言われる状況になることは目に見えていたんです。でも、それを乗り越えないと戻ってきた意味がないし、覚悟を持って戻ってきたので、それが伝わるようになんとか実力をもっとつけて、そういうことを言わせないようにしないといけない……という気持ちで活動してきたので、あらゆる場面で「ここで何とか決めないとまた言われちゃう。そうなったらまた私は落ち込んじゃうよね?」と自分に言い聞かせることで頑張って来れたんだと思います。ただ、そうやっていろんな経験をさせてもらって、今お話させて頂いたこと以上に大変なことはもうないと思うので、どんなにツラくても乗り越えていけるだろうし、それが今後の自分の人生に絶対に良い影響を与えてくれると思うので、その未来に向かってこれからも頑張っていきたいです。

--ちなみに、新体制となった今現在のJuice=Juiceにおいて、自分はどんなポジションにいるなと感じていますか?

稲場愛香:私はすごくツラいときってソレをあんまり隠せないんですよ。元々は隠すタイプだったけど、隠しても良いことはないというか、自分がどんどん壊れていってしまうことを知ったので、弱音を出せるときにちょっとずつ出したり、甘えるということを覚えたんです。なので、年下であれ、後輩であれ、「今ちょっとヤバいな」と思ったときは甘えてみたり、ツラいと思う部分はみんな同じなので、そこで共感し合うことで「みんないっしょだもんね。だから頑張ろうね」って前向きになれると思っていて。なので、強い一面ばかりを見せて「引っ張っていくぞ」というタイプではないんですけど、弱い一面も見せることで一緒に頑張っていく。そういうメンバーでありたいなと思っています。ちなみに、瑠々ちゃんは私と真逆のタイプで、ツラいとあんまり思わないんですよ。本当に羨ましい性格だなと思うんですけど(笑)、何を言われてもあんまり気にしないし、植村さんの下で力強くメンバーを引っ張ってくれているので、私はこのちょっとナイーブな性格を逆に活かしながら、メンバーの気持ちに寄り添える先輩でいたいなと思っているんです。

--それは稲場さんだからこそ出来ることですよね。

稲場愛香:気持ち的にも苦労してきた経験があるからこそ、ちょっとの変化でも気付いてあげられると思うんです。だから常にまわりを見ながら「今、しんどそうだから声をかけよう」とか「ここは敢えて何も言わないほうがいいかな」とか臨機応変に支えていけたらなって。

--今の話を聞いていて気付いたのですが、今のJuice=Juiceって実はめちゃくちゃバランスが良いんじゃないですか?

稲場愛香:そうですね、バランスは本当に良いと思います! 私と瑠々ちゃんのバランスもそうですし、れいれいも私にとってすごく有り難い存在で。少年みたいに無邪気な子でありながら、私とちょっと似ていてネガティブになっちゃう瞬間もあるので、それこそ共感し合えるメンバーなんですよね。れいれいはこぶしファクトリーからJuice=Juiceへ加入していて、私はカントリー・ガールズからJuice=Juiceに加入していて、同じような経歴を歩んできた者同士でもあるから本当に分かり合える。あと、どのメンバーも個性的でありながら、ちゃんと年功序列に沿った性格をしていて、それに加えて困難がたくさんあった時期を共にしてきたからこそ「絆が深まっているな」と感じます。私だけじゃなくてそれぞれが「今、この子が大変そうだな」とか感じ取りやすいメンバーになっていると思うので、みんながみんなを支えて補えるグループになっているのかなって。

<文句を言わせないパフォーマンスがしたい>

--そんな今「Juice=Juiceはどんなアイドルグループになっているか」と聞かれたらどう答えます?

稲場愛香:現時点での方向性は定まっていないと思うんです。例えば、モーニング娘。さんは先輩方がずっと長く在籍されているので、基盤が崩れないまま新しい要素が常に入ってくる状態だと思うんですけど、Juice=Juiceは「この人が抜けちゃうのか。大丈夫なのか?」と繰り返し思わせてしまっているので、今いるメンバーで立て直さなきゃいけない状態。だからみんなそれぞれ悩んでいると思うし、どんなグループなのか分かっていないと思うんですけど、ということは「どんな方向にも進めるアイドルグループ」なんですよね。そういう意味では大きな転換期を迎えていると思いますし、植村さんがリーダーの9人体制がもうちょっと進んでいけば、それが見えてくるんじゃないかなと思っています。なので、これからどうなっていくのかファンの方たちにも楽しみにしていてほしいなって。

--そんな変化していくJuice=Juiceの中で、自分はどんな表現者でありたいと思っていますか?

稲場愛香:自分に納得できる、自分に自信を持てるパフォーマンスが出来るように今後も頑張っていく。それが大前提なんですけど、年齢的にそんなに卒業というモノが遠くないなと思っているので「それまでに何ができるだろう?」と考えたときに、やっぱり気持ちづくりというところで後輩たちに貢献したいですね。新メンバーの子たちもゆめりあい(工藤由愛、松永里愛)も今はみんな自分のことで精一杯だろうし、グループのことを考えて「自分はこうしよう」みたいな立ち位置ではまだないし、その一方でパフォーマンスが凄いメンバーやみんなを引っ張ってくれるメンバーはすでにいるので、私は「そういう人たちについていこう、頑張ろう」ってみんなが同じ方向に向けるように中間管理職としての役割を担っていきたいなって。

--それも稲場さんだから出来ることだと思うんですけど、個人的にはパフォーマンスしているときがいちばん輝いているメンバーだと思うし、ファンの皆さんも「楽しそうに踊って歌っているまなかんが観たい」んだと思うんですよね。そこで聞きたいのですが、稲場さんがパフォーマーとして目指しているモノって何かあったりするんですか?

稲場愛香:本音を言ってしまうと、文句を言わせないパフォーマンスがしたい。例えば、アンチの方にとって私は同レベル以下だと思うんですよ。だからいろいろ言ってくるんだろうなと思うので、そこを超えてしまえば何も言われなくなるのかなって。それは本当に大変なことなんですけど、なるべく何も言わせないようになりたい。

--ただ、そうなると「アンチの存在がパフォーマンスの上達に繋がっていく」という因果関係になるわけですよね(笑)。

稲場愛香:そうなんですよ(笑)。私、本当は褒められ伸び子なんですよ! ファンの人たちに褒められて「じゃあ、もっと頑張ろう! 応援してくれる人たちの為に!」という流れがいちばん綺麗なアイドル像だと思うんですけど、なかなかそうもいかない世の中じゃないですか。

--でも、アンチの言葉すらも自分の熱量としてポジティブに転換できたら勝ちですよね。ただただ嫌な想いだけして終わるのってシャクじゃないですか。自分の力に変えてやろうと思ったほうが建設的ですし、そう考えると「文句を言わせないパフォーマンスがしたい」という発想は全然間違っていないですよね。

稲場愛香:最近、2022年の目標とかよく聞かれていて「笑顔でたのしく。シンプルだけど、それがいちばん大事だよね」と答えていたんですけど、今の話でちょっと考え方が変わりました。良くない意見に対して「気にしないようにする」とスルーするのも「実力で捻じ伏せる為に頑張るぞ」と思うのもアリだと思うんですけど、それをポジティブな力に転換できたら理想的ですよね。あと、私を好きでいてくれるファンの人たちの気持ちにもっと応えたい。だからこそ、あざとい私が好きという方も多くなった今は「あざとい自分を出していきたいな」と思ったりとか。アイドルとして「こうあるべきだ」と思って頑張ってきたことが「あざとい」と言われるようになったんですけど(笑)、パフォーマンスとして、エンタメとしてそれを求めてもらえるなら応えていきたいし、ファンの方にはしあわせな気持ちになってほしいんですよね。

--では、最後に、Juice=Juiceとして実現したい目標を教えてください。

稲場愛香:まずは結束力がすごく高まる単独ライブがしたいです。新メンバーが入って、金澤さんが卒業されて、オリメンさんが植村さんひとりになって、めまぐるしく環境が変わってはいるんですけど、ふわふわした状態で活動しちゃうと「昔のほうがよかった」と言われてしまうので、今の私たちでもっといろんな面での完成度を上げる為にも単独ライブがいちばん必要だと思うんですよね(※このインタビュー後に春ツアー決定!)。新メンバーの子たちを見てあげる時間も増えるから「この子はこういうところがちょっと苦手なんだな」みたいなところも観察できるし、その上でいろいろ伝えることもできるし。そうすれば、みんながみんなで成長していけると思うし、それに伴ったいろんなお仕事のお話が入ってきたり、やりたいことも実現できるようになると思うんです。「笑顔でいたら、しあわせになれる」ってよく言うじゃないですか。それと同じような感じで、みんなで楽しく良い空気を作りながら結束力を高めていけば、もっとたくさんの人に応援してもらえるようになると思うので、そうやって新しいファンの方を獲得していきたい。それが当面の目標です!

Interviewer:平賀哲雄

◎イベント情報
全国ツアー【Hello! Project 2022 Spring CITY CIRCUIT】
Juice=Juice コンサートツアー ~(タイトル未定)~
ツアースケジュールはこちら↓
http://www.helloproject.com/event/detail/df5f5b3aaab4297fdcb1e21b28435fcacaa21a97/

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