2022/02/03
オーストラリアのシンガーソングライター、アレックス・キャメロンがセルフ・プロデュースによる4枚目のアルバム『オキシー・ミュージック』を2022年3月11日にリリースする。女優のジェマイマ・カークが監督と出演する、先行トラック「Best Life」のMVも公開されている。
キャメロンは常に素晴らしいストーリーテラーであり、他の人があまり見ていないような場所の奥深くに自分のやり方を見出してきた。『オキシー・ミュージック』は、システムの外側にはじき出されグレー・ゾーンに存在する人々の物語で満ちている。2017年の『Forced Witness』と同様、『オキシー・ミュージック』はフィクションの物語だ。その音楽、歌詞、トラックリストは、状況が整えば人は薬物やアルコールの乱用という道に進んでしまう、ということを示唆している。
当初、ニコ・ウォーカーの著書『Cherry』にインスパイアされたキャメロンは、またしてもアメリカン・ライフにコメントを寄せることになった。今回は、全米を覆っているオピオイド問題(麻薬系鎮痛剤の過剰摂取問題)についてだ。
「このアルバムは物語であり、フィクションであり、主に一人の男の視点からの作品だ。意味のある目的に飢え、世界の状況に混乱し、生きる理由を切実に求めている人は、オピオイドに頼ってしまう可能性がある。最新の統計によると、ますますそうなっていくようだ。そして、この人もその一人だ」とキャメロンはアルバムについて語る。
『オキシー・ミュージック』は、ややもすればダークな内容となってしまうかもしれないが、キャメロンのどの作品よりも明るいサウンドとなった。これは2019年の『Miami Memory』で初めて見られたムードの変化だ。楽観的なところから、キャメロンのレンズを通して、彼にしかできない方法で物事を語っているのだ。アルバムはキャメロン自身のプロデュースで、マウント・キンビーのカイ・カンポスがミックスを担当し、スリーフォード・モッズのジェイソン・ウィリアムソンがゲスト参加している。
◎リリース情報
アルバム『オキシー・ミュージック』
2022/3/11 RELEASE
SC449JCD / 2,300円(plus tax)
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