2022/01/23 14:00
2022年1月19日公開(集計期間:2022年1月10日~1月16日)のアルバム・セールス・チャート“Top Albums Sales”で、SixTONES『CITY』が38,890枚を売り上げ、累計売上枚数50万枚を突破した。
本作は、2021年1月にリリースされた1stアルバム『1ST』より約1年ぶりとなる2ndアルバム。リリース初週にあたる2022年1月12日公開(集計期間:2022年1月3日~1月9日)のアルバム・セールス・チャートでは、472,954枚を売り上げて首位を獲得した。同週にはルックアップ指標でも1位をマークし、計2冠で総合アルバム・チャート“HOT Albums”でも首位に輝いた。
本記事では、SoundScanJapanのデータを使用し、『CITY』と『1ST』の発売動向に注目したい。図1(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/108034/2)は、同2作の初週の地域別の実店舗での販売比率をグラフ化したものだ。また、一般的なアルバムの地域別の販売比率と比較するため、2022年に販売されたアルバムの地域別の販売比率をグラフに追加している。
グラフを見てみると『CITY』は、アルバム全体の割合と比べて、北海道、甲信越、中部、四国、九州の割合が高い。また『1ST』と比べると、北海道、東北、北陸、中部、近畿、九州の割合が伸びていることがわかる。特に北海道は『1ST』から0.6%も割合を伸ばしており、ここ一年で道内での支持が拡大したことがうかがえる。
関東は『1ST』から『CITY』にかけて割合こそ下がってはいるものの、県別で見てみると(図2:http://www.billboard-japan.com/d_news/image/108034/3)東京、神奈川、山梨は数字を伸ばしている。神奈川に関しては『CITY』のリリース日である1月5日を含む3日間(1月4日~6日)に、同作を引っ提げた全国ツアーの横浜アリーナ公演が開催されたことが影響しているかもしれない。
この結果から推測できるのは、この一年間のテレビやラジオ、YouTubeといった多岐にわたるメディア露出の成果だろう。音楽番組はもちろんのこと、メンバーのバラエティーやドラマへの出演、自身のチャンネルや「THE FIRST TAKE」「HikakinTV」といった人気YouTubeチャンネルへの出演など、あらゆる生活スタイルのユーザーに順応した活動が、多くの地方でのリスナー増加に繋がったと考えられる。特にグループのオフィシャルYouTubeチャンネルでは、シングルのカップリングやアルバム曲のライブ映像および関連コンテンツがアップされており、それらの動画を見て彼らの音楽性に興味を持ち、アルバム購入を検討した人もいたのではないだろうか。
SixTONESは、早くもニューシングル『共鳴』のリリースが3月2日に決定している。今後もさらなるボーダーレスな活躍に期待したい。
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