2022/01/18 11:30
故プリンスの遺産をめぐる6年間の訴訟が終結し、来月にも財産分配のプロセスが始まる可能性が出てきた。
地元紙ミネアポリス・スター・トリビューンによると、米国税庁(IRS)と遺産管理者であるコメリカ・バンク&トラストが、プリンスの遺産を1億5,640万ドル(約179億円)と評価することで合意し、相続人もこの数字を受け入れたとのことだ。
この評価額は、コメリカが以前に出した8,230万ドル(約94億円)を大幅に上回る。2020年の国税庁による評価額は1億6,320万ドル(約186億円)だった。
2016年にフェンタニルの過剰摂取により死去したプリンスは、遺書を残していなかった。それ以来、彼の財産を管理しその分配計画を考えるために、弁護士やコンサルタントに数千万ドルが支払われてきた。6人いたプリンスのきょうだいである相続人のうち、異父兄のアルフレッド・ジャクソンと異母兄のジョン・R・ネルソンの2人はその後亡くなっている。存命のきょうだいも2人は80歳代だ。
プリンスのきょうだいの内3人の弁護を担当するL・ロンデル・マクミラン弁護士は、「長い6年間だった」と、米ミネソタ州カーバー郡地方裁判所で2022年1月14日に行われた公聴会で語った。遺産は最終的に、資金力のある米ニューヨークの音楽会社プライマリー・ウェーブと、6人の相続人のうち最年長の3人またはその家族にほぼ均等に分配されることになる。(プライマリー・ウェーブは、プリンスの末の3人のきょうだいの受益権の全てまたは大部分を買い取っている。)
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