2021/12/31 13:00
「From Tokyo To The World」を掲げ、RADIO FISH「PERFECT HUMAN」など手掛けてきた楽曲群のYouTube総再生数は1億回以上。独自のCity Musicを発信し続けるDJ/アーティスト/音楽プロデューサーのJUVENILEが、2作目となるSessionAlbum『INTERWEAVE 02』を12月22日に遂にリリース。ユッコ・ミラー、向井太一、百足、輪入道、KEN THE 390、sheidA、Liyuu、DAZBEE、natsumi、小柳ゆきをフィーチャリングアーティストに迎え、おかもとえみやLULU X(IMALU)も作詞家として参加した本作の完成を記念し、2021年最後の総括インタビューを敢行した。日本の音楽シーンを盛り立てるべく、ジャンルレスに広く深く愛に溢れた音楽を表現し続けるJUVENILEの想い。ぜひご覧頂きたい。
◎JUVENILE『INTERWEAVE 02』2021年総括インタビュー
<参加アーティストの皆さんが用意してくれていたひとつの絵>
--2021年は様々なアーティストをフィーチャリングした配信リリースを連発し、その集大成となるSessionAlbum『INTERWEAVE 02』がいよいよ完成しました。
JUVENILE:ちゃんと出来て良かったです。多種多様なアーティストの方々に参加して頂いたので、どう着地させるか悩んでいた時期もあったんですけど、その方法はフィーチャリングアーティストの皆さんが用意してくれていた感覚があって。ピースがひとつずつハマっていって、最後にひとつの絵が一気に見えてきたんですよね。ひとつずつ作っているからアルバムの完成形がなかなか見えなかったんですけど、楽曲が大体揃ってきたら絵がほぼほぼ完成していることに気付いたんですよ。皆さんがピースを揃えてくれていたんだなって。だから最後のほうは「あとはコレとコレをやって終わりです」みたいな感じで、意外とラクでした。
--自分的には、どんなアルバムに仕上がったなと感じていますか?
JUVENILE:最初にLiyuuをフィーチャリングした「ミラールージュ feat.Liyuu」を配信リリースした時点で「今年はヒップホップのイメージを前に出していく」と話していたと思うんですけど、その宣言通りにヒップホップ色を強められたんじゃないかなと思います。最初に広げた風呂敷をちゃんと畳むことが出来たというか。この1年の中で映画のタイアップが決まったり、有難い話が舞い込んできたりもして、そういう予定外の展開にもすべて対応しつつ、それでも最初に自分が宣言していた方向性は変えないっていうのは、やっぱり難しいことでもあるんですよね。でも、そういうイレギュラーも楽しみつつ、こうして最後までコンセプト通りの作品をブレることなく創ることができたので、自分を褒めてあげたいなと思います(笑)。
※JUVENILE、大人気コスプレイヤー&歌手・Liyuuとの新曲配信記念インタビュー公開「全ジャンルのリスナーに音楽を発信したい」
https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/101353
--2020年の『INTERWEAVE』に続き、その1年後に『INTERWEAVE 02』を完成させられたこと自体も、今後のJUVENILEさんのアーティスト活動に大きな影響を与えそうですよね。このSessionAlbumがライフワークになっていく未来を見据えられるというか。
JUVENILE:「2年連続で作ったんだ?」と驚かれたりもしました(笑)。マスタリングを前作と同じ方にお願いしたんですけど、ちょうど1年後に同じ曲数を持って、しかも全曲フィーチャリングで、ミックスまでして持ってきた小僧がいるわけじゃないですか。それに対して「凄いね」と言ってもらえたりしたことは嬉しかったですね。あと、今作は前作同様に「愛」をテーマにしているんですけど、個性的な人ばっかり集めているので、アルバムのベクトルが散らばらないようにする為に強力な、かつ汎用的なワンテーマはこれしかないんですよ。実際、前作も今作も仕上がりを聴いて「いちばん良い選択をしたんじゃないかな」と感じました。絶対に誰も傷つけないし、どの曲もポジティブな内容になるので。これは『INTERWEAVE』『INTERWEAVE 02』通していちばんの発明なんじゃないかなと思います。
※JUVENILE“音楽愛と人間愛溢れるエレクトロ”☆Taku Takahashi/おかもとえみ /May'n/TeddyLoid/藤森慎吾/中尾明慶/Teresa/福山潤/百合香らと紡ぐ
https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/95622
--『INTERWEAVE 02』では、どんな愛の形が完成したなと感じています?
JUVENILE:前作も今作もコロナ禍に制作したアルバムということもあって「自分を大事にしよう」というメッセージが多くなっていますね。特に『INTERWEAVE 02』はヒップホップなので、それが顕著。恋愛メインの曲は「ミラールージュ feat.Liyuu」と「シーリングライト・ファン feat.DAZBEE」の2曲だけなんじゃないかな。あとはどれも「自分を大事にしよう」という想いが根底にあると思います。他人からどう思われるかとかめっちゃ気になる時代でもあると思うんですけど、そうじゃなくて「自分がどう思うか」を大事にしていかなくちゃいけない。そういうメッセージを感じ取りやすいアルバムなんじゃないかと思いますね。
<ユッコ・ミラーとの共作~BEYOOOOONDSへ影響与えたトークボックス>
--今の時代にちゃんと必要なアルバムになっていますよね。
JUVENILE:あと、今回の『INTERWEAVE 02』は全体的にBPMが遅いんですよ。速い曲が全然ないんですよね。4つ打ちっぽくなっている「Friday Night TYO feat.Yucco Miller」も「GIMME THAT feat.向井太一」も「Set Me Free feat.小柳ゆき」もそんなに速くない。これはリスニングを重視した結果かもしれないですね。僕がここ1,2年ライブをしていないから、必然的にそうなったのかなって。OOPARTZ(JUVENILEとRYUICHIによるエレクトロユニット/2021年3月31日に活動休止)をやっていたときは、ライブで盛り上がる曲を必ず念頭に置いていたんですよ。そういう曲がないワンマンライブをやる勇気がなかったんだと思うんですけど、でも、今のマインドだったら『INTERWEAVE 02』のゆったりとした曲だけでも全然耐えられる。
--盛り上がる曲で騒ぐのもライブの醍醐味ですけど、そもそも音楽って脳内や精神世界で再生して楽しむモノですからね。むしろ、そちらを重視したライブのほうが今の時代には合っているかもしれない。
JUVENILE:実現できるか分からないですけど、僕も背中を向けてオーディエンスと一緒に『INTERWEAVE 02』を聴くライブがしたいんですよ(笑)。自分が演奏しなくても成立するライブをやってみたい。自宅では絶対に体感できないであろう、スーパー高音質の環境を用意して「この曲はですね」って自ら解説もしちゃったりして。
--そんな『INTERWEAVE 02』の収録曲たちについても掘り下げていきたいのですが、M-01「INTERWEAVE 02」とM-02「Friday Night TYO feat.Yucco Miller」からして見事な構成だなと思いました。
JUVENILE:ありがとうございます! 今、CDを作る人って激減しているじゃないですか。今回のアルバムの参加アーティストさんもほとんど配信メインになっていると思うんですけど、僕はCDをまだ有り難いことに作らせてもらえているから、CDならではのアプローチをしたかったんですよね。だから、このM-01とM-02はサブスクでは一瞬切れちゃって繋がらないんですよ。でも、CDで聴くと完璧に繋がっているんです。進行とかメロディーもほぼ同じ感じにしているんで。CDはグッズのひとつに成り下がったと言われて久しいですけど、僕はこれでCDの良さを復活させたかったんですよね。
--ユッコ・ミラーさんを迎えた経緯を教えてもらえますか。
JUVENILE:曲が半分出来たぐらいのときに『INTERWEAVE 02』のアートワークが上がってきたんですよ。前回に引き続き、夜っぽい世界観の中に女の人がいるイメージを伝えたら、このジャケットが上がってきて「めっちゃ良い」と思ったんですけど、この絵を物語る楽曲がその時点でなかったんですよね。だから「自分のトークボックスで作るしかない」と思って、でもそこにやっぱりムーディーなサックスは欲しかったから、サックスが上手い人=ユッコさんだと思ってお願いしたんです。そしたら本当に「上手い」の一言に尽きる、素晴らしいサックスを吹き込んでくれて。めちゃくちゃ音がキレイなんですよ。ユッコさんはビジュアルワークでも注目されている方ですけど、何よりも演奏力が半端ないからそれだけで十分成立しているんです。でも、敢えて大人しい恰好はせず「それが自分だから」と唯一無二の道を進んでいる。そこはヒップホップ的でもあるなと思います。
--トークボックスと言えば、BEYOOOOONDSの清野桃々姫さんがJUVENILEさんの影響でトークボックスを始めたと公言されていましたね。
JUVENILE:アイドルの方がトークボックスをやっているのは知っていたんですよ。ただ、僕の影響で始めたことは知らなかったから驚きました。機会があったら僕のどの動画を見て始めたのか聞いてみたいですね。あと、そもそもなんでこんなマニアックなことをやろうと思ったのか(笑)。その彼女も観てくれていた『関ジャム∞完全燃SHOW』に出演したとき、横山裕(関ジャニ∞)さんに「トークボックスのプロって何人ぐらいいるんですか?」と聞かれて「5人ぐらい」と答えたんです。それで放送後にエゴサしたら「そんなわけないだろ、もっといるだろ」みたいな感じで書かれていたんですけど、肌感では誰に何と言われようと5人ぐらいなんですよ。「何を持ってプロとするか」という話になってくるんですけど、僕がプロだと感じるトークボクサーはそれぐらい。なので、それだけマニアックなところにアイドルの女の子が挑戦してくれているのは嬉しいですね。
--言ってしまえば、JUVENILE直伝のトークボクサーがアイドル界から誕生したわけですからね。
JUVENILE:しかも10代! 機会があれば直接教えたいです。僕がこの10年で習得した技術を教えるので、どうせならぶっちぎりでトークボックスが巧いアイドルになってほしいです。僕の仕事が奪われるぐらい、巧くしたい。そこは出し惜しみしても仕方ないですからね。
<向井太一やラッパー陣(百足、輪入道、KEN THE 390)との共作>
--そんなJUVENILEさんのトークボックスも堪能できる「Friday Night TYO feat.Yucco Miller」を経て、映画『唐人街探偵 NEW YORK MISSION』日本版主題歌にもなったM-3「GIMME THAT feat. 向井太一」へ。
JUVENILE:「Friday Night TYO feat.Yucco Miller」が重要なピースになっていて、あの曲がなければ、M-4~6がおもいっきりヒップホップなんで「GIMME THAT feat. 向井太一」は結構浮いていたと思うんですよ。でも、4つ打ちっぽくしてテンポ感も同じ「Friday Night」をM-2に置けたことで違和感なく聴くことができる。その上で「GIMME THAT feat. 向井太一」がいちばんポップスというか、キラっとしているからリード曲っぽい広告塔的な存在感を放ってくれているんですよね。
※JUVENILE×向井太一 映画『唐人街探偵 NEW YORK MISSION』日本版主題歌「GIMME THAT」対談インタビュー「2021年の音楽シーンを生きている僕らが格好良いと思える音」
https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/105823
--そして、百足さんをフィーチャリングしたM-4「Campus feat.百足」からザッツ・ヒップホップゾーンに突入します。
JUVENILE:百足くんは「OOPARTZが好きなんです」ってDMをくれたんです。イマドキですよね。それで彼の曲を聴いてみたら格好良かったから参加してもらって「Campus feat.百足」が生まれたんです。ただ、これはまだ百足くんに確認していないんですけど、この「Campus」って一瞬スペルミスかと思ったんですよ。「真っ白なキャンパスを好きなだけ汚して」という歌詞があるんですけど、絵を描くほうのキャンバスだと「Canvas」が正解なんですよ。でも、読み進めていくうちに「いや、これはノートのCampusだ」と。彼がリリックを書いているノートのことを言っているんだろうなと思って。だから、もう完成しちゃった後なんですけど、それで合っているか近々確認したいと思います(笑)。
--Campusノートは日本で最もメジャーなノートですよね。
JUVENILE:それだったらすごくドメスティックで面白いなと思って。ラッパーっぽいし。話は変わるんですけど、百足くんは地元の仲間たちと公園でずっとフリースタイルセッションしていたらしいんですよ。それが身になって『高校生RAP選手権』で優勝して今に至るんですけど、本当にラップ大好きなラップ小僧って感じなんです。で、彼はルックスも良くて、シュッとしていて背も高くて、パッと見たら「恵まれているな」と思われるかもしれないんですけど、歌詞を見てみると戦っているんですよね。それがメッセージにとして響いてくるし、あとはとにかくラップが巧い。今後も一緒にやりたいなと思うぐらい、魅力的なラッパーですね。
--M-5「Pick Up feat.輪入道」、M-6「Dreaming High feat.KEN THE 390, sheidA」へ続く流れの中に百足さんをポジショニングしていること自体にも意味深さを感じます。
JUVENILE:先鋒、次鋒、大将みたいなね(笑)。曲順はかなり考えたんですけど、そのブロックの最初を務めるのがいちばんやり易いとも思ったし。そのあとに先輩が控えているので。あと、百足、輪入道、KEN THE 390のお三方に共通して言えることは、とにかく仕事が速い。皆さん、素晴らしいリリックを書いてくれているんですけど、速攻で仕上げてくれたんですよ。で、いつも以上に僕から何も言うことはなかった感じで。KENさんとか「JUVENILEに引っ張ってもらった」って言ってくれているんですけど、感覚的には受け身なんですよね。僕が最初のきっかけは起こしていますけど、あとは巻き込まれていった印象。でも、お互いそう思えているのが面白いですよね。ピックアップされ合っている感じ。あと、この3人がひとつのアルバムに集うことってなかなかないと思うので、それも含めて楽しんでほしいですね。
※JUVENILE「2021年はヒップホップで戦っていく」輪入道との新曲配信記念インタビュー公開! 日本の音楽/ヒップホップシーンについて語る
https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/102461
※JUVENILE×KEN THE 390『Dreaming High(feat. KEN THE 390 & sheidA)』対談インタビュー
https://www.oricon.co.jp/news/2219505/
<Liyuu、DAZBEE、natsumi、小柳ゆきとの共作~2022年の展望>
--そして、M-07「ミラールージュ feat.Liyuu」、M-08「シーリングライト・ファン feat.DAZBEE」、M-09「かもね feat.natsumi」と若きポップアイコン的女性シンガーをフィーチャリングしたブロックへ。
JUVENILE:まずsheidAの女性ボーカルが「Dreaming High feat.KEN THE 390, sheidA」で聴こえてきて、そのあとは最後の「Set Me Free feat.小柳ゆき」まですべて女性ボーカルなんですよね。でも、男のラッパーたちの曲が続いた後のほわっとした心地好い感じは、Liyuu、DAZBEE、natsumiのお三方のおかげだと思います。それまでずっと怖い感じの顔ぶれなのに(笑)一気にめちゃくちゃ可愛くなりますからね。それぞれみんな良い声していますし。
※JUVENILE「可能性を広げていくコラボレーションがしたい」DAZBEEとの新曲配信記念インタビュー公開! ボカロ&「歌ってみた」シーンについても語る
https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/103985
※JUVENILE、大人気コスプレイヤー&歌手・Liyuuとの新曲配信記念インタビュー公開「全ジャンルのリスナーに音楽を発信したい」
https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/101353
--LiyuuさんとDAZBEEさんの参加曲については以前のインタビューで語って頂きましたが、今回新たにnatsumiさんが参加されています。どのような経緯で共演に至ったのでしょう?
JUVENILE:前作『INTERWEAVE』が俳優さんや声優さんも参加してくれたバラエティに富んだアルバムで、今作『INTERWEAVE 02』も他ではあり得ない顔ぶれになっていると思うんですけど、まだTikTokで活躍されているような方をフィーチャリングしていなかったので、あのシーンに対してもアンテナを張っていたんです。そしたら「イージーゲーム」というバズりまくっている楽曲を知って、それを歌っているnatsumiさんにお声掛けさせて頂こうと。大学生の女の子で、今回収録させてもらった「かもね feat.natsumi」は夏休みにレコーディングしたんですけど、「明日から学校なんです」と言っていてほわっとしましたね(笑)。「その言葉、久しぶりに聞いたな」と思って。
--作詞はLULU X(IMALU)さんが手掛けられているんですよね。
JUVENILE:natsumiさん自身で書きたい気持ちもあったと思うんですけど、スケジュール的に厳しかったので、作詞家の方を立てることになったんです。そこですぐ頭に浮かんだのがIMALUさんで。自分のラジオ番組に出て頂いて、そこで「歌詞を書いている」という話を聞いていたので、実際に彼女の歌詞を見てみたら良かったんですよ。とは言え、IMALUさんはタレントとして確立されている方だから「歌詞、書いてください」みたいなオファーって珍しいと思うんですね。それもあってか喜んで書いて下さって、natsumiさんもIMALUさんの歌詞が歌えて嬉しかったと思います。楽曲も歌入れもオーダーメイドっぽく制作していったので、この経験がnatsumiさんの役に立ってくれたら僕も嬉しいですし。
--そして、大トリは「Set Me Free feat.小柳ゆき」。どこまでもフリーダムな歌声と演奏が堪能できる楽曲で本作は締め括られます。
JUVENILE:めちゃくちゃ格好良い曲が出来ちゃったんですよ。本当に「出来ちゃった」って感じです。小柳ゆきさんのことは当然昔から知っているんですけど、なぜ今回ご一緒したかったかと言うと、小柳さんがYouTubeにピアノとウッドベースとボーカルだけで「廻廻奇譚」(Eve/アニメ『呪術廻戦』オープニングテーマ)のカバー動画を公開されていて。全然そういう曲じゃないのにゴリっとジャズっぽく変えて歌っていて、改めて彼女の凄さを感じ取っていたんです。それでオファーしたら快諾して頂けて、ご本人と打ち合わせをしながらいろいろリサーチした結果、ウッドベースとジャズピアノはマストだなと思いながら、ラップ的な要素も取り入れつつ、今っぽいジャズをイメージして「Set Me Free feat.小柳ゆき」は制作しました。とにかく声のパワーが凄すぎるので、結構「負けないようにしなきゃ」と戦っている感じはありましたね。だからシンセよりも生楽器のパワーで応えようと思って、ビートだけは打ち込んでソリッドな感じにしましたけど、それ以外はすべて敏腕ミュージシャンに弾いてもらいました。僕は設計図を書いた指揮者ではあるけど、あとは小柳さんとミュージシャンたちの戦い(笑)。
--そんな全10曲入りのSessionAlbum『INTERWEAVE 02』が完成したことによって、またいろんな可能性が広がったと思います。2022年以降のJUVENILEさんの展望がありましたら、最後に伺わせてください。
JUVENILE:表があって裏があるみたいな感じで、前作『INTERWEAVE』でエレクトロをやったから『INTERWEAVE 02』でヒップホップをやる。これはセットだったんですよ。だから『INTERWEAVE 03』の方向性はまだ現時点では見えていなくて。でも、今回「小柳ゆきさんまで辿り着けた」という自信が付いたので、次はもう誰とでも組めるんじゃないかと思っています(笑)。演歌の世界の人とやっても面白そうですよね。あと、なんとなく僕がトラックを作らないパターンも考えていて。僕はトークボックスを乗せるだけ。有り難いことに『関ジャム∞完全燃SHOW』もそうなんですけど、トークボックスへの需要をちょっとずつ感じているんですよ。だからトークボックスを普及、布教したいし、そうして広めた上で、その真ん中に自分が座っていられたらなって。というわけで、2022年も全方位型の活動になりそうです(笑)。
Interviewer:平賀哲雄
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