2021/12/24
英BBCとの最新インタビューでコールドプレイのクリス・マーティンが、2000年のファースト・アルバム『パラシューツ』のリリースから25年後となる2025年にバンドとして最後のアルバムを発表することを示唆した。
これはクリスがBBC Radio 2で行ったジョー・ワイリーとのインタビューで明らかになったもので、TV番組『Zoe Ball Breakfast Show』でその一部が放送された。
彼は、予告編で「そうですね、私が言えるのは、私たちの最後のアルバムが2025年に発売され、それ以降はツアーしかしないだろうということです」と語った。「もしかしたら、コラボレーションのようなことはするかもしれませんが、コールドプレイのカタログはその時(2025年)に完結します」と続けた。
今回のクリスのコメントからは、いくつかのことが読み取れる。2025年に最後のアルバムをリリースすれば、バンドにとってちょうど10作品目となり、25年間の音楽のリリースに終止符を打つことになる。しかし、バンドがまだ全盛期かそれに近い時期に、ツアーはするが音楽制作を辞めるのは非常に稀なことで、4年後にそのような決断をする人はほとんどいないだろう。インタビューをしたワイリーは、『Zoe Ball Breakfast Show』に対してクリスが本気かどうかわからないと語っている。
コールドプレイが活動休止を示唆したのは今回が初めてではなく、その噂は何年も続いている。あるいは、クリスは冗談を言っただけかもしれない。
コールドプレイは間違いなく、今世紀に誕生した最も人気のあるバンドの1つだ。彼らは9枚のスタジオ・アルバムを発表しており、今年リリースされた『ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ』を含む全作品が全英1位を獲得している。
また今年、コールドプレイはBTSとタッグを組んだ「My Universe」で米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”首位に輝き、2008年の「美しき生命(原題:Viva La Vida)」以来となる全米1位を獲得した。これまでに彼らは、【ブリット・アワード】を9回、【グラミー賞】を7回受賞し、【ロックの殿堂】入りも時間の問題だろう(デビューから25年以上のミュージシャンが必要条件の1つ)。
彼らは、今年10月に米シアトルにあるクライメット・プレッジ・アリーナのこけら落とし公演で新曲を披露し、来年には『ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ』を引っさげてワールド・スタジアム・ツアーを行う予定だ。このツアーを可能な限り地球環境に配慮したサステナブルなものにするため、すべての公演で100%再生可能なエネルギーを使用すると発表している。
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